展望：外枠先行有利
初出走馬が3頭。芝からの転戦が4頭。
なかなか難しそうな一戦ですが、3.エクラドネージュは深夜時点で1番人気。この馬はDMMドリームクラブで4000口で募集された馬。クラブ馬は応援馬券が入りやすく、売れやすいのも事実だそうですが、白毛馬の4000口ともなれば、その応援馬券もより多く売れそう。前走も3番人気はやや売れすぎだったように思います。シラユキヒメ一族ですが、420キロ台しかない馬。切ります。
あとは追い切り内容やレースっぷりなどを見て。

◎11.ツインギ
新馬戦は14番枠から前に行きましたが、初角では5頭雁行状態の一番外を回されるロス。2角で下げてインへ。伸びきれませんでしたが、初角のロスはかなり響いていたはず。
この内容から前走は対抗を打ちました。出は五分だったものの、行き脚が付かず後方から。直線は内目に突っ込むものの、進路がなくなる不利。そこから外に持ち出して5着まで追い込みました。やはり能力は高い。
なお、この前走はL2が12.6-12.4の加速ラップ。レベルは高かったはずです。
2.3走前は芝で逃げている馬。
今回は芝スタート替わりで、ダッシュは付くでしょう。
坂路ベストが52.1秒。スピード能力も高いはずです。

○16.サトノスピカ
狙いたい馬が大外枠に入りました。
前走が初ダート。1800ｍ戦で川田将雅騎手が騎乗。五分に出て行きっぷりが良く先行。5F通過64.6秒のスローペース。3.4角で手応えが怪しくなりましたが、直線入口まではまだありそうでした。残り200ｍ付近から大きく失速。L2が12.6-12.1の加速ラップになったということも原因でしょうが、距離の方が敗因として大きかったように思います。
このダート1400ｍへの距離短縮はプラス。芝スタートの大外枠もプラスです。

▲6.スノーサイレンス
坂路の自己ベストが51.7秒でスピード能力は高そうな馬。
最終追い切りはオープン馬のモンブランミノルと併せて、見劣りしない走りだったそうです。
ゲート練習では13.1秒を1度マークしており、陣営の話でも「ゲートも速い方」という話。
近親はダートもこなしている馬が多く、サンダースノー産駒ならダート向きの可能性が高いと言えるでしょう。
初出走馬ならこの馬。

△15.オルロジェール
ナダル産駒。
オルフェーヴルのいるオリエンタルアート一族ですが、近親にはバロンドールなど、ダートをこなす馬も少なくないので、ナダルの血の影響で走れそうではあります。
新馬戦はスタートこそ悪かったものの、その後、リカバリーしようと上がっていくところで挟まれてしまい、後ろからになっただけです。
一応、上がりは33.7秒をマーク。
スタートの出は2戦目で改善する可能性が高い。
二の脚は「ある！」と断言します。スタートさえ出れば。

他の人気想定馬。
1.リアルクイーン：前走は出遅れて後方から。3.4角で外に出さず、インを上手く回り、直線も馬群をさばいて伸びてきました。L2は12.9-13.1。前が止まったからこそ差して来られた側面が大きい。京都ダート1400ｍは内枠が特に不利ではないですが、阪神ダート1400ｍは外枠が有利。内枠の不利が大きくて。
3.エクラドネージュ：前述した通り、過剰人気＆馬格なし。嫌って妙あり。
12.メイショウバスク：2戦目が好時計ですが、なかなか勝てません。一度叩いて、国分恭介騎手に手が戻るのはプラス。あまりテンが速い馬ではなく、2番手通過の3走前は途中から位置を押し上げたパターン。前走は出遅れ。先週、阪神ダートは先行有利が強くて。
14.ペンテリコン：前走は東京ダート1600ｍで逃げました。4F通過47.8秒なら平均的なペース。L3で13.0秒まで失速。L2は12.4-12.9と失速していますが、本馬は残り200ｍ通過前に捕まっていて。距離短縮自体はプラスでしょうが……。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。