◎16.クラークテソーロ
長期休養明けのクラークテソーロ。1年7ヶ月振りではやってみなければ分からないところが大きいですが、素質だけなら1勝クラスにいる馬ではないでしょう。
新馬戦は1着アマンテビアンコ、2着ハビレ、3着ポンピエの豪華メンバーが揃った一戦。残り200ｍを切ってからの止まり方を見ても1400ｍは1F長そうな負け方でした。
前走は3F通過35.4秒のスローペースも、L2は12.8-12.6の加速ラップ。出負け気味に出ましたが、促して好位へ。3角で外目に出して、最後は現オープン馬エスカルを差し切りました。
戦ってきた相手からしても1勝クラスでは力が上。
追い切り微妙＆太めだという話ですが、揉まれない大外枠はプラスでしょう。1勝クラスの中でもかなりメンバーレベルの低い一戦なら。おそらく、超大幅馬体増で、直前で人気が落ちそう。日和らずに攻めたいと思います。

○9.ライトニングゼウス
前走はL2が12.2-12.3の余力ラップ戦。
勝ったキタノソワレは2勝クラスも突破。土曜に3勝クラスに出走します。
3F通過34.2秒の平均的なペースを楽に先行。逃げたマイネルフォーコンとは全く脚色が違い、これは差し切りましたが、その外からキタノソワレがすぐに迫ってきていました。マイネルフォーコンは次走で1勝クラスを突破。ライトニングゼウスはこの小粒なメンバーでは断然上のはずです。
前々走は3F通過34.0秒で、L2は12.2-12.5と減速幅の少ないハイレベル戦。直線で前を捕まえましたが、勝ち馬に最後に捕まる惜しい競馬。
ここはメンバーレベルが低すぎて。

他の人気想定馬。
7.コスモジョセフ：
このメンバーなら力量上位ですが、1勝クラスで上位という訳でもないでしょう。前走は3F通過34.7秒。前の残ったレースを先行しましたが、失速。1分11秒台後半で安定して走れますが、それで持ち時計は上位。普通に足りて良い馬で、馬券内も十分ありそうですが、このレベルの馬を上位人気で買うには抵抗があります。
15.アリュシナシオン：
門別からの転入馬ですが、1000ｍメインに使っていた馬。時計も秀でたものがありませんでした。転入戦の3番人気は少し売れすぎ。メンバーレベルがかなり低かったので、分からなくもないですが、結果としてはメンバーレベルが低すぎた故に、速い上がりを使える差し馬が浮上。力ない先行馬が勝手に止まった印象です。L2も12.6-12.9と掛かっているので、間違った表現ではないでしょう。直線、3番手まで浮上しましたが、残り100ｍで失速。このメンバーならなくはないでしょうが、素質高いクラークテソーロに期待したいところ。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。