ラップギアコース適性値【瞬0平3消7】に近い比率の馬が有利
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01ゴールドク【瞬0平2消2】116
02ツィンクル【瞬2平1消2】 97
03ダイアナヘ【瞬2平4消5】108
04ナインテイ【瞬1平4消1】 97
05アレスバロ【瞬4平5消1】114
06セカンドテ【瞬1平4消2】104
07アンヴァル【瞬0平1消2】 99
08アクティブ【瞬1平3消1】103
09ラブカンプ【瞬2平4消2】107
10グレイトチ【瞬1平7消3】100
11ダイメイプ【瞬0平4消3】109
12スカイパッ【瞬0平1消4】104
13トウショウ【瞬3平3消3】110
14アサクサゲ【瞬1平2消1】114
15ナガラフラ【瞬4平1消3】105
16ナリタスタ【瞬2平3消2】101
17フミノムー【瞬0平4消2】 97
JRAのスプリント重賞としては珍しくガチの消耗戦になる北九州記念。近年“スプリント重賞の多く”は500万下条件と変わらないぐらい(!)のスローペースになることが多いのだが、この北九州記念だけは別。小倉の芝が速いということもあるのだが、それを加味しても特筆すべきハイペース戦。前半からガンガン飛ばし、最後は減速していくだけのレースになりやすい。
すなわち、この北九州記念はJRA全重賞でも1、2を争うぐらいテンの速いレースであり、この距離になって以降、前半3ハロンは32秒9、32秒1、33秒0(稍重)、32秒7、32秒1、32秒4、32秒2、32秒2、33秒1と32秒7、33秒6ときて、去年が32秒8。2016年の33秒6が例外だが、前半3ハロンタイムは32秒台がディフォルトになっている。
指数トップの(1)ゴールドクイーンは、そういった展開面に心配事がある。テンの速さは(同じ3歳牝馬の)(9)ラブカンプーに敵わないだろうし、今回は番手からの競馬ということになりそう。そう考えると、ほとんど“逃げ”でしか好成績を残せていない点はどうしても気になってしまうのだ。番手から無難に抜け出てくる姿があまり想像できないと言うか。
そして、そういったテンの速い競馬で注目したいのが(5)アレスバローズ。今までは「ディープインパクトだし、緩い流れじゃないとダメなんでしょ?」ぐらいに思っていたのだが、前走のCBC賞では速い流れを余裕で差し切ってしまった。
まさかと思って成績を見直してみると、今までも速い流れでこそ好走しているではないか(笑) これは参ったね。今回はそのCBC賞から斤量2kg増であまり人気にならないようだが、関係ない。
スローペース化が進む近年のJRAスプリント重賞ではあるが、この北九州記念(G3)とスプリンターズS(G1)だけは別傾向。スプリンターズS(G1)はあまり差しが届くレースではないので、この北九州記念(G3)こそが(5)アレスバローズの狙いどころではないかとさえ考えられる。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。