◎12.ディアイライザ
前走は勝ち時計1.45.9という超好時計が出たロートホルン戦。
惨敗組でも悪くない時計で走れており、本馬の1.47.5でも十分に未勝利を突破できる水準です。
本馬はスタートを決めて押して先行。その後、少し下げて7番手のインで落ち着きました。1000ｍ通過59.3秒とペースが速かったので、上がり35.3秒と掛かったことは仕方ありません。
前々走は戦前から陣営が「稽古の動きからあんな成績の馬ではない」と強気。五分に出て、中団後ろで待機。3.4角では一番外目を回って進出。上がり2位タイの35.7秒で追い込んできており、外を回すロスを踏まえれば悪くない内容でした。
今回、3キロ減起用で積極的な競馬をしてきそう。
ここ2戦の内容から、3キロ減であれば十分に勝負になるはずで。

○1.ガンバルマン
前走は出遅れたものの、二の脚でリカバー。中団待機。L2が11.2-11.3の余力ラップ戦で、本馬も上がり2位タイの33.9秒を使ったものの前もしぶとく3着まで。
前々走は外に逃げる形で出遅れ。ここもリカバリーして中団。馬群を縫って最後は非常に鋭い脚でクビ差2着。もう少しの惜しい競馬でした。1.3着馬は新馬戦が共に余力ラップ戦で、それぞれ0.0秒差、0.3秒差だった馬。そこに割っての2着だから価値は高い。
今回も出遅れるかもしれませんが、二の脚である程度リカバリーできるはず。中山芝は2000ｍ以上なら差しも利きやすく、中団のイン付近に付けられれば。

▲9.リギーロ
新馬戦は出遅れて後方イン。L2が10.9-11.1の余力ラップ戦で、上がり34.0秒で1.0秒差の3着。1.48.7は水準級。ディアイライザの前走が1.47.5ですが、こちらの方がSペース。
余力分や2戦目の上積みを見込めます。
追い切りも初戦時よりも動いていて。

他。
7.アウルムレガリア：新馬戦のL2は11.8-11.4の加速＆余力ラップ。直線は向かい風ので、それなりに価値があるかと思っていましたが、2戦目以降活躍している馬が少ない新馬戦です。ペースアップが遅く、ほぼ2Fのみの競馬になったからの可能性が高い。本馬はスタート五分に出て、中団イン。ほぼロスなく乗れましたが、直線で狭くなる場面も。あり得そうですが、新馬戦出走馬のその後の成績の悪さを嫌います。
11.カフェロワドール：新馬戦は出遅れて後方から。初角で外から一気に位置を押し上げていきました。3角ではすでに手応えが怪しく、大きく失速して1.3秒差負け。新馬戦の時から動いていて、3番人気に推されていた馬。2戦目でどこまで変わり身が見込めるか。
15.ファンタズマ：前走はほぼ五分に出て中団から。直線で内から寄られる不利を受けました。その後、また盛り返してきてはいますが、不利がなくても上位があったかは怪しい手応えでした。不利馬ということで過剰人気な感が否めず。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。