Sペース想定：外枠有利・先行有利

◎13.コムルヴァン
コムルヴァンの前走はスタートで隣の馬と接触して後方から。外を回しただとかそれ以前の大敗でした。陣営は「前走はまだ中身ができていなかったのかも。使って体は締まってきました。上積みは見込めるのでもう少し動けても」と述べています。
前々走は出遅れて後ろから。砂被りを嫌がっていたそうで、道中では最後方まで下がってしまいました。
3走前の未勝利勝ちはL2を12.4-12.2の加速＆余力ラップでまとめて快勝しました。スタートを決めて好位を確保。インで砂を被っていましたが、重馬場だったからなのか、特に影響はなかったように思います。鞍上は「終始いい手応えで運べました」と述べています。
今回は叩き2戦目で、大外枠＆3キロ減なら積極的に乗るはずです。砂を被せないで運べる好枠でもあります。牝馬限定戦の中でも低レベルなメンバー構成。足りるはずだと見て本命を打ちます。

○12.ハリウッドパーク
前走は大敗。陣営は「前走はフケのサイクルでファンの期待を裏切ってしまい、申し訳なかったです。中間はそのサイクルを見ながら、追い切りをかけ今週に。普通に走れれば」と述べています。前走に関しては度外視。
前々走は勝ったアンデスビエントが一枚上の存在でした。4番手から流れ込む形の5着なら悪くありません。
3走前は出遅れながらも4着まで追い込んできました。Hペースではありましたが、ここで先行したスマートプレシャスに先着しています。
未勝利勝ちはL2が13.0-12.3の加速＆余力ラップ。新潟での差し切りです。新潟ダートはコーナー角がキツく、差し馬がコーナーで位置を押し上げにくいのが特徴ですが、本馬はそのコーナーに対応して差し切っているので信頼度は高い。

▲1.スマートプレシャス
逃げ候補。
未勝利勝ちのL4が49.6秒の余力ラップでの勝利でした。不良馬場ではありましたが、2.3.4.5着馬まで勝ち上がっているので信頼して良いでしょう。
その後、大きく崩れておらず、1000ｍ通過60.9秒のHペースになった前々走も0.4秒差に踏ん張っています。
相手弱化でもうそろそろ馬券に絡む番でしょう。

他。
9.メイショウリリー：地力自体はメンバ随一のものを持っています。陣営は「小回りの1700メートルがベストだけど、1800メートルも守備範囲」と述べている通り、1800ｍはマイナスでしょう。後方脚質も不利。これまでマクりやすいコースで好走してきましたが、新潟ダートでマクると外目を回されすぎて失速する場面が少なくない頻度で見られます。若手の川端海翼騎手がロスを防いで3.4角を回って来られるかがカギで。嫌う価値ありと見ます。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。