PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にマイネルハニー(16.7pt)、ナスノセイカン、クラウンディバイダ(ともに16.0pt)、ナイトオブナイツ、アストラエンブレム、ブレスジャーニー(ともに15.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には、昨年の巴賞の2着馬、続く函館記念も4着している(1)アングライフェンを推します。この馬は、もともと重馬場の東京芝2000ｍで準オープンを勝利しているように、時計の掛かる馬場が得意。今回は前走ダートで走らずの連闘策で勝負度合いが高いだけに、本命馬としました。

　○は、2歳時のサウジアラビアＲＣではダンビュライトを、東京スポーツ杯2歳Ｓでは、スワーヴリチャードを2着に降して優勝した実績のある素質馬(8)ブレスジャーニー。長期休養明けで極悪馬場の菊花賞こそ大敗したものの、その次走のチャレンジＣで3着と成長力は見せられています。その後の有馬記念、金鯱賞ではひと息でしたが、今回は立て直されての一戦。さらなる成長力を見せつける可能性もあるでしょう。

　▲は、雨の影響を受けて時計の掛かる馬場で行われた前々走の難波Ｓを休養明けで制した(5)ナイトオブナイツ。前走の新潟大賞典は二走ボケで15着に敗れましたが、着差は0.9秒差。着順ほど大敗しているわけではないので、巻き返して来る可能性が高いでしょう。