ラップギアコース適性値【瞬4平5消1】に近い比率の馬が有利
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01セイウンク【瞬2平1消0】106
02タイセイア【瞬1平5消1】 99
03プロスパラ【瞬1平1消0】105
04トキノパイ【瞬1平1消0】104
05グレートタ【瞬3平2消0】112
06ホウショウ【瞬0平1消1】 94
07グリム 【瞬2平0消1】115
08ハーベスト【瞬2平2消0】112
09コマビショ【瞬1平1消0】116
10バイラ 【瞬1平2消2】102
11ベストマイ【瞬0平3消0】 96
12エングロー【瞬3平0消0】 95
13リョーノテ【瞬2平1消1】 98
14ルヴァンス【瞬2平1消0】117
15ダンケシェ【瞬2平1消0】104
16ミックベン【瞬2平2消0】 92
ダートのダービーとも言える3歳馬の頂上決戦、ユニコーンS。ユニコーンSと言えば、長らく「距離短縮組」が圧倒的な好成績を残すレースだった。前走とのペースの違いに戸惑いながらも、それでも末脚の違いで後方からグイグイと差し切ってしまうようなイメージ。
「前走1400m以下はもちろん、前走同距離1600mからの組もバッサリと切り捨ててOK」だったのが2013年、第18回までの話。その後2014年と2015年は“前走1600m”の組が勝ってしまい、そんなに簡単な話ではなくなってしまったのだが、それでも2016年、2017年を見るに、やっぱり基本は「末脚の勝負」だと思われる。
前走1600m以下をバッサリと切り捨てられた時代は、毎年正味5頭立てぐらいのレースだった。もっと突き詰めて言うと、前走を園田ダート1870mの兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で連対しているような馬がここに出ると確勝級という感じだった。当然人気にはなるのだが。
しかし「末脚の勝負」と言っても、後方一手の馬が勝てるレースではない。現在の施行条件になって以降の過去17年で、前走が「4角7番手以下」だったのは2015年ノンコノユメ(4角9番手)1頭だけだし、2003年ユートピア(4角6番手)と2007年ロングプライド(4角5番手)、それに2001年ナスダックパワー(4角4番手)を除く13頭は「前走4角3番手以内」だった。
17頭中16頭=94%
17頭中13頭=76%
17分の13、つまりは勝ち馬の76%が「前走4角3番手以内」だったということか。ユニコーンS予想の肝はココだろう。今年「4角3番手以内」で末脚に自信のある馬というと、
(3)プロスパラスデイズ
(8)ハーベストムーン
の2頭ぐらいで、(5)グレートタイム、(7)グリム、(14)ルヴァンスレーヴといった辺りは、いずれも前走「4角4番手」。アウトではないが、怪しいと言えば怪しいところ。
いや、4番手で怪しいというのは厳しすぎるか。とくに(14)ルヴァンスレーヴは前走、悠長に構えすぎて前を捉えられなかっただけに、今回はそこまで末脚勝負には徹しないと思われ。(8)ハーベストムーンも軽視はされないだろうし、展開面も(14)ルヴァンスレーヴに分がありそう。どうにかして本命は(3)プロスパラスデイズ、もしくは(8)ハーベストムーンにしたかったのだが、残念だ。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。