※コース解説(芝2000m)
香港国際競争が開催されるシャティン競馬場は、1周1899mの右回りコース。
直線は430mで、阪神競馬場の芝外回りコースの直線とほぼ同じ長さだ。
2角入り口から向正面にかけては緩やかな上り坂で、3角から直線にかけて緩やかな下り坂になっているが、高低差はあまり無く実質平坦と思っていいだろう。
洋芝を採用しており重い芝になり易く、重馬場実績がある馬だと心強い。
外枠有利のコースが多い競馬場だが、この距離は内枠が有利だ。
スタートして150m少々で1角を迎えることから、外枠は外々を回らされる距離損で位置取りが悪くなり易くロスが大きい。
馬場整備が行き届いていることもあり内の状態が悪くなく、フルゲートは14頭と抑え目だが、内有利が顕著なコース。
特に逃げ、先行馬が極端な外枠に入った時は割引が必要だろう。
◎1:ロマンチックウォリアー
このレース3連覇に挑む、地元中距離界のトップホース。
これまでG1を10戦して(6.3.0.1)と高い能力を見せている。
これでJ.マクドナルド騎手とのコンビで7戦6勝と相性は抜群。
昨秋からG1を3連勝中で、今年も勢いは十分。
渋った馬場さえこなせれば、偉業達成がグッと近づく。
○2:ドバイオナー
昨年のこのレースで0秒4差の3着に好走。
休み明けの前走は、好位から抜け出して0秒5差の完勝。
一度使われて順調に上向いており、ここを目標に仕上がりは万全だ。
重馬場で2勝を挙げている道悪巧者で、展開次第では差し切りまで期待できる。
▲3:プログノーシス
前走の金鯱賞は、終い良く伸びて0秒8差の完勝。
休み明けで余裕残しの状態だったが、終わってみれば鞍上も驚く圧勝劇だった。
2走前にはこの舞台で0秒1差の5着に健闘しており、立ち回り一つで逆転まで期待できる。