立ち回りよりは末脚が生きるレース。昨年穴をあけたティムール、一昨年穴をあけたエターナルビクトリは、いずれも前走2000ｍで上がり最速。中距離で速い上がりを使って参戦してくるようなタイプが合う。

【本命馬】◎シュガークン

今年はシュガークンを狙いたい。

デビュー戦こそマイルで差し遅れたが、上がり最速で２着。距離を延ばしてからはパフォーマンスが大幅に上がっており、前走は相手も揃った中で逃げて楽々と上がり２位の脚で突き放した。500キロ前後の大型馬でありながら重苦しさがなく、追われてからの反応も上々、決め手もある。この特徴はまさに半兄キタサンブラックそのもの。スタミナ豊富な上に、東京の決め手比べになっても問題はない。重賞でも好勝負になる。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗にデュアルウィルダー。

デビュー戦はロスの大きな競馬ながら外から伸びて３着。前走は逃げて上がり最速で楽勝。長丁場でモレイラ騎手が機序できるのも大きく、いきなりからやれて良い。

サトノシュトラーゼが３番手。

毎日杯は立ち回りが利く1800ｍが忙しすぎたが脚は使えていた。スタミナ豊富で、距離延長なら変わり身がある。

フォスターボンドは強敵相手の共同通信杯では見せ場を作れなかったが、長く脚を使えるタイプ。３Ｆ延長なら一変がある。

ヘデントールは能力的には上位だが、短期免許で初来日のオシェア騎手が少し心配。パワータイプで恐らくダートの短距離が最も合うタイプ。直線が長い芝の中長距離戦で、早仕掛けになりそうな点が気掛かり。

先行力アリ自在性もあるウインマクシマム、距離延長で変わり身見せたショウナンラプンタ、豊富なスタミナ冷えるグランアルティスタ、距離どうかも強敵相手の共同通信杯３着の実績は侮れないパワーホールまで。