[印]
◎13セッション
〇14ソウルラッシュ
▲9ニホンピロキーフ
△1.3,10
[買い目]
単勝◎10%
複勝◎38%
ワイドBOX◎〇▲12%(3点)
馬連BOX◎〇▲2%(3点)
馬連◎→〇▲△△△2%(5点)
[見解]
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20年秋開催終了後の大規模改修工事を経て、23年春開催から再開された京都競馬場。
昨年のマイラーズカップはそのリニューアルオープン週に行われましたが、工事直前の19~20年は1分32秒台中盤という水準の時計の決着だったのに対して、工事後の23年は1分31秒5というレコードに0.2秒差まで迫る超高速決着となりました。
そのマイラーズカップに限らず、23年春開催から秋開催前半までの京都芝は、雨の影響を受けた週を除けば一貫して時計が速い馬場となっていました。
実際に土曜に行われた最初の芝レースでは工事後の最速タイム(芝内回り1400mで1分20秒6)が記録されましたので、24年春開催ならびに今回マイラーズカップにおいても、多少の降雨があったとしても昨年同様に時計が速い馬場が見込まれます。
そこで重視すべきはディープインパクト系の血統馬と、早い持ち時計を持っている馬(高速決着での実績を有している馬)と見ます。
24年春開催ならびに今回マイラーズカップも同様に時計が速い馬場が見込まれますが、そこで重視すべきはディープインパクト系の血統馬と、早い持ち時計を持っている馬(高速決着での実績を有している馬)と見ます。
まず血統面について、実際に23年春開催から秋開催前半までの京都芝の種牡馬別成績(複勝率順)を見ると、エイシンヒカリ産駒・スピルバーグ産駒・リアルインパクト産駒・ディープインパクト産駒といったディープインパクト系の面々が上位に名を連ねていました。一方で時計が掛かる馬場に変化した秋開催後半はミッキーロケット産駒・ルーラーシップ産駒・リオンディーズ産駒などのキングカメハメハ系の面々が上位に名を連ねていました。
次に持ち時計について、実際に23年のマイラーズカップの勝ち馬シュネルマイスターは3歳春に1600mで1分31秒6という超高速決着での勝利実績の持ち主で、2着馬ガイアフォースは3歳夏に小倉芝2000mで1分56秒8というレコード決着での勝利実績の持ち主でした。
今年のマイラーズカップの出走馬の中で、父ディープインパクト系に属するのは4頭、1600mで1分31秒台以下で走破の好走実績を持つのは3頭いますが、唯一両方に当てはまるセッション(父がディープインパクト系のシルバーステート×3歳秋に1分31秒9での勝利実績)を本命馬とします。
同馬は関東遠征競馬では過去4戦0好走に対して、非遠征競馬では6戦6好走という両極端な戦歴の持ち主でもあるだけに、その中山競馬場だった前走ダービー卿CTでの敗戦は度外視して京都競馬場に戻る今回は一変を見込みます。
相手は残る1分31秒台以下で走破の好走実績を持つ2頭のソウルラッシュとセリフォス、内枠巧者のイスラボニータ産駒だけに最内枠替わりは絶好のトゥードジボン、岩田康誠騎手騎乗で連勝中で底を見せていないコレペティトール、平坦コースでは過去オール好走のニホンピロキーフ。
その中で対抗馬はソウルラッシュ。
能力の高さで超高速決着実績こそあるものの、キングカメハメハ系への後押しがあるはずがない春の京都開催週馬場替わりはマイナスですし、近2走のモレイラ騎手からの乗り替わりというマイナスもありますが…当日の雨量次第ではチャンスが拡大するのと、激走後の連戦時以外は全く崩れていない安定感抜群の馬の走り頃の休み明け初戦となればこれ以上は印を落とせません。
もう1頭の人気馬セリフォスの方が基本的に早熟でピークは4歳までが大半のダイワメジャー産駒であるということからも、人気馬の中では充実期にあるソウルラッシュを最上位評価とします。
その中で穴馬はニホンピロキーフ。
母父スウェプトオーヴァーボード×母母母父ニホンピロウイナーの短距離志向が強い母系血統馬で、それに父の現役時のイメージ以上に中距離未満が向くキタサンブラックですので、スピードの裏付けはあるという血統馬です。
また、これまで平坦コースでは6戦6連対に対して、急坂コースでは6戦1連対の通り、平坦巧者というのもポイントという馬です。
久々のマイル起用魅力+得意平坦コースのココは昇級初戦でも怖さある一頭と見ます。
(※予想の想定としては多少の降雨でも高速馬場を見込んでいますが、セッション自身は晴雨兼用タイプですので、仮に渋化馬場となった場合でも本命には変わりありません(〇と▲も変わりありません)。ただし、その場合にはトランキリテなど印を打っていない馬の好走確率が上がるという意味で、勝負度は多少下がります。)