京都芝は最終の2勝クラス1600m戦では1.32.1のタイムが出たように開幕週らしく高速馬場で、その分やはり内ををるなく回った方が良いような印象。

日曜は雨予報だが、そこまで強い雨が降るわけではないのでどこまで馬場が悪化するかは読みにくい所。個人的には大きく馬場状態に影響するほどの雨にはならないとみているので、高速状態は維持されるという前提でで考えた。

 

◎ニホンピロキーフ

前走は2着に人気薄の逃げ馬が粘ったようにスローの展開だったが、中団の馬群で折り合って楽に抜け出してソラを使いながら0.4秒差をつける快勝。3.4着馬が次走でワンツーを決めたように決して相手も弱くなかった。

3勝クラスに昇級してからは1800m以上を使っていたが、母はフィリーズレビュー2着など短距離で活躍した馬で1600mの方が向いている。今回はこの馬より内枠が先行馬か出遅れ癖などでスタートが遅い馬ばかりなので、案外楽に内に入れる可能性もありそう。昇級戦でG2のメンバー相手は楽ではないが、ポテンシャルは高いと思うので期待も込みで本命にしたい。

 

〇セリフォス

2走前のマイルCSはハイペースを前で進めていたし、前に馬がいなくなると強烈に引っ掛かってしまい最後苦しくなった。前走の香港マイルはやや差し有利の展開を後方で溜めた割に伸びなかったが、ナミュールやソウルラッシュと0.3秒差なので折り合い欠いた分を加味すれば悪くはなかった。

差し有利だった昨年の安田記念で先行しながら2着した内容からも、日本のマイル路線ではトップクラスの能力があるのは間違いない。折り合い面を考えても前に壁を作れる枠を引けたのは良かったし、叩きということを加味してもここでは崩れず走ってくるのでは。

 

【他有力馬見解】

ソウルラッシュ

2走前のマイルCSは出たなりで中団後ろの内につけ、ペースが流れたこともあってスムーズに馬群がばらけて進路が開き力は出し切ったとはいえ2着好走。前走の香港マイルもほぼ出たなりで後方からの競馬をし、やや差し有利の展開で差してきて4着。相手関係はもちろん強かったが力は出し切った印象。

ルーラーシップ産駒でピュアマイラーではないので時計が掛かった方が良いタイプの馬で、ここ2戦は比較的時計の掛かる馬場で行われたのも良かった。今回は雨がどこまで影響するかだが、ここ2走よりは速い馬場になるのはほぼ間違いないはず。枠も外に入ったし案外凡走があってもおかしくはない。

 

コレペティトール

前走の京都金杯は年始のAコース開催らしく極端に内が有利な馬場状態で、1枠1番を活かしてロスなく運んでの差し切り。上がりを使っている点で2・3着馬とは一緒に評価はできないが、恩恵の強い内容だったことは間違いない。2走前もハイペースを後方の最内を突いての差し切りで、ここ2走は流石にハマりすぎな印象。

前走がフロック視されて人気しない様なら拾っても良いが、2強に次ぐ人気想定ということでこれは消して買いたい。

 

トランキリテ

2走前は展開的には前が残るレースだったものの、ややタフな馬場で最後で上がりが掛かったところでグイっと伸びての差し切り勝ち。前走洛陽Sはハイペースの外差し有利展開でバイアスに順行しての好走だったので着順ほどの評価はできない。

ここ2走同コースで好走してきているが、それは冬のややタフな馬場状態でのもの。それよりも速い馬場が想定される今回は前走のように出遅れると厳しいが、しっかりスタートを出ればチャンスもあるか。基本的には評価は低め。

 

【買い目】

単勝◎　馬単・馬連◎→○　三連複◎○→△（ワイド代用）