◎ジャスティンミラノ

新馬戦は好スタートから道中スローペースの2番手で折り合い直線で抜け出し追い込んできた2着馬ヘデントールを振り切っての完勝。そのヘデントールはその後2戦楽勝の2連勝でOPクラス入りしており相手レベルも高かった。2戦目でいきなり共同通信杯に挑戦し、スタートで出負けしたが2の脚で挽回して道中スローペースの中を折り合いを欠くことなく2番手で落ち着き、直線で抜け出して差してきたジャンタルマンタルを寄せ付けずの快勝。このレースはあまりのスローに折り合いを欠く馬が多かったがこの馬はスタート出負けを挽回していくという一番折り合いを欠きやすい乗り方で2番手で落ち着いており操縦性の高さを発揮している。今回の課題はここまでの2戦よりも確実に道中の追走スピードを求められるためハイペースへの対応力が問われた時にどうかだけ。折り合いに関しての不安は無く跳び大き目で末脚も長くいい脚を使えるため素質は高く、前半ついていければ能力的に勝ち負けになりそう。能力的にレガレイラと双璧と見ており、人気はしているが割れた人気の2番人気なら買える。

◯レガレイラ

後方で溜めての末脚の威力は牡馬相手でも最上位。ペースが極端に落ちたアイビーSでは取りこぼしたが新馬戦、ホープフルSでは末脚を発揮して快勝。ホープフルSで負けた馬が続々と自己条件を勝ち上がっておりメンバーレベルはここまでのレースで最上級なので逆らい難い。

▲ビザンチンドリーム

きさらぎ賞ではスローペースの中後方で、中盤でペースが上がった所でもなお動かず最後方に置かれており展開的に厳しすぎたため辛勝に終わったが、鞍上のペース判断が悪かっただけで末脚の精度は健在なので評価を落とす必要は無さそう。新馬戦で乗ったムルザバエフ騎手に乗り替わりその点は問題ない。スタートは遅く前半は後方に置かれそうだが末脚の威力はG1級なので差しが届く展開になれば。