◎3.クリーンドリーム
クリーンドリームの前走は全くの人気薄で推奨するか迷ったのですが、相手が相当に揃っていたので「厳しいかな……」と思って静観していました。
ところが、あわや馬券内という見せ場十分の内容の4着。
ゴール寸前までは残せるかという競馬。すんでのところでルーラーリッチに交わされてしまいました。
馬場を問わずに上がり38秒台を安定して使える馬ですが、最近は先行力も付いてきて安定感に磨きがかかってきたように思います。
ここも自分の分だけ走れば十分チャンスはあるでしょう。

○12.ケリーズノベル
クリーンドリームの前走を軸に考えれば良いと思うのですが、ルーラーリッチが相対的にハンデが重くなること、鞍上弱化することが気になります。
外枠が有利なコースでもあるので、ケリーズノベルを2番手推奨にします。
前走は心房細動なので度外視。
前々走は出遅れて中団やや後ろから。ペースが流れたので結果的には功を奏したかもしれません。徐々に進出していき、4角ではこの馬が勝つかという抜群の手応え。最後は惜しくも交わされましたが、鞍上は「他馬に来られると馬が勝手に走るのをやめてしまった感じです。周りにいなくて1頭の形なら勝てていたはずです」と述べています。この時の2.35.6がこのコース（良馬場）での持ち時計ナンバーワン。
L2が13.1-12.6の加速ラップでまとめた点も優秀です。

▲6.サトミノマロン
サトミノマロンは前走、ゲートを出た後、両隣の馬に挟まれました。
陣営は「怪我をしていた」と述べているほどです。仕掛け遅れたような内容が気になっていましたが、怪我の影響も多少はあったのかもしれません。
3走前の同条件でも隣の馬とぶつかって後方からになっています。
本来、もう少し位置を取れる馬なので、それが叶えば頭まであるでしょう。
3走前は、マオノアラシとヨリノサファイヤという強力4歳馬の間に割って入る2着に好走。この2頭と渡り合えるならここでも上位。
ヨリノサファイヤはクリーンドリームの前走で8馬身差の圧勝を収めた馬です。
頭数が減るのはさばきやすくなってプラスだと思うので、とにかく前走・3走前よりもまともな競馬ができれば。

他。
1.ダスク：前走はペースが遅かった上に上がりも掛かった低レベル戦。評価していなくて。前々走はルーラーリッチに完敗しています。
2.ルーラーリッチ：前走は1キロ恵まれていたのに、今回、クリーンドリームよりも2キロ増える点が不安。横山琉人騎手に乗り替わること、内枠になることも不安で。
9.アトラクティーボ：前走はクリーンドリームよりインをスムーズに上がっていく競馬。障害入りしていた馬でスタミナ豊富な点や、戸崎圭太騎手鞍上という点が評価されているのでしょうか。私にはイマイチ分かりません。
13.モディカ：前々走は途中で11.6秒という速いラップを刻む逃げで完勝。強い内容でしたが、あくまで1700ｍ戦。2400ｍに延びて良さが出るとは思えず。ハナに行きたいそうなので、外枠はプラスでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。