３年前のシャフリヤール〜グレートマジシャン〜プログノーシスの決着が鮮烈だったが、全体としてはやや低調になりがちな一戦。スケールよりはスピードを問われる。

昨年ホープフルＳを追い込んで人気になったキングズレインがまるで見せ場なく12着。1800ｍで先行できるか、あるいはマイルに対応できるようなスピードが重要で、差し馬なら切れ味型の方が良い。中距離でズドン差すようなスタミナはこのレースにおいてはむしろ不要で、そういったタイプが人気になるとやや危ない。

【本命馬】◎ベラジオオペラ

デビュー戦は阪神芝1800ｍで好位抜け出しの完勝。前走も期待されたが、最内枠＆スローで掛かってしまい流れに乗れず。気づいたときには位置を落としていた。今回の方が条件は良いので、あとはスムーズな競馬ができるかどうかだが、道悪の内枠で前走よりもスムーズに脚を溜められそう。馬群で溜めれば好位から楽に突き放した初戦の再現が可能と見る。多少折り合いに難しさあるので、タフな馬場になっても問題はなし。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗にメイショウタバル。

スピードが勝ったタイプで折り合いが難しいが、前走は距離を縮めてスムーズな競馬で抜け出し。下したキープカルムは京都２歳Ｓ５着＆先週の若葉Ｓでも好走しており、１勝クラスとしては相手も揃っていた。引き続き1800ｍなら怖い。タフな馬場も歓迎。

３番手にニュージーズ。

スケールという点ではナンバーワン。距離を縮めて来てどうかだが、大外枠はむしろレース運びの点ではやりやすそう。ルメール×大外枠もプラス。ココも勝ち負けになれば先々が楽しみ。

次点でサトノシュトラーセトラーセ。

スピードが勝ったタイプで距離短縮は歓迎。パワーもあるので阪神替わりもプラス。

穴ならスマートワイス。良血馬だが初戦から安定したレースぶりが光る。スローになればセンスの良さが生きる可能性も。

ファーヴェントは前走案外も、ゴール前は鞍上の目に余るオーバーアクションながら、実際不利もあった。条件は良い。

ノーブルロジャーは自在性があり、スローにもハイペースにも対応したセンスの良さが光る。あとは最内枠と距離延長、タフな馬場になったときがどうか。

上位は差がないので、距離延長歓迎のルシフェル、前走内容良かったナイトスラッガー、溜めれば脚使えるトラジェクトワールまで、馬場も不透明なので無理に絞らず狙ってみる。

馬券は◎から馬連で強弱をつける形が本線。