ダートのオープン〜重賞出走経験ありは１頭のみ。そのラタフォレストにしてもＯＰカトレアＳ７着と威張れるほどではない。オープン特別とはいえ超えるべきハードルはそれほど高くないとあれば、１勝クラスからの格上挑戦馬も軽視はできない。◎テーオーパスワードは１月の新馬戦（京都ダート１８００メートル）を快勝後はここまで待機。前半５ハロン通過６６秒３と超スローの流れのため、勝ち時計は１分５７秒１と平凡だったが着差が開きにくい展開での２馬身差は高い評価が必要となる。その２着馬スマートリアファルは次走でさっそく勝ち上がり１勝クラス昇級初戦も３着好走だから、恵まれた勝利ではないことが証明される。最終追い切りは栗東坂路で４ハロン５０・７―１２・０秒の好タイムを馬なりでマークと仕上がりも万全。テーオーケインズを送り出した小笹公也オーナー×高柳大厩舎から、後継馬となるダート界の大物候補が誕生もあり得る話だ。