先週の中京ダートは時計が掛かっていました。
土曜は含水率高めの良馬場で、好ラップ・好時計が出ていましたが、日曜はもう少し乾いて差し有利が強く出るはずです。
ただし、この2Rに関しては先行力ある馬が少ない未勝利戦。
基本的に未勝利は「差す力」がある馬が少なく、先行有利になりやすい。
差せる馬が数頭いますが、メンバー的にも先行有利になりそうです。

◎14.サトノアインス
休みを挟んだ前走が好内容。
3F通過こそ35.8秒と遅かったのですが、終い12.6秒で踏ん張ったのはレースレベルが高い方。
スタートはやや悪い程度でしたが、徐々に位置を押し上げて、直線での手応えは絶好。勝つのはこの馬だと感じるくらいでした。勝ち馬には内をすくわれてしまう形になりましたが、3着に下したイサチルカゼニタツは次走、東京で大楽勝。レースレベルの高さを示しました。
今回は「放牧を挟んで変わりない状態」だという話。
前走にも乗った吉田隼人騎手は「凄く乗りやすい馬」だと述べていました。
このレベルの馬に変化は求めていないので、前走だけ走れれば十分。
前走のように徐々に位置を押し上げていく形なら、今回の外枠は絶好でしょう。
ここは勝ち負けすると考えて本命とします。

○13.オールドマイン
狙いたいのはむしろこちら。
新馬戦はL4が49.7秒、L2が12.0-12.3の余力ラップになったメッエフアパラ戦。勝ち馬には離されましたが、後続もレベルは高いはずで、2着馬が次走勝ち上がりました。
1番人気だった5着馬は次走3着に盛り返しています。
オールドマインももう少しやれるはずですが、前走がサッパリ。3コーナーで早くも手応えが怪しくなってブービー負けに終わりました。
陣営が「右回りが合わなかったのか」と述べていますが、前走時にも「右回りをこなしてくれれば」と述べていた通り、右回りが敗因だったのではないかと考えています。
1400ｍに短縮するのは好材料でしょう。
前走は3F通過36.4秒の中、特に促すことなく先行できていました。
芝スタートに替わることを考えれば、距離短縮でも先行できるはずで。
この手の「距離を短縮しても先行できる・逃げられる」というタイプは買いパターンの一つ。
また、多少タフな競馬になっても、1800ｍを走れるスタミナがあるだけに対応できるでしょう。
改めて期待してみます。

他。
1.キモンゲーム：前走好内容。ただ、3F通過34.5秒と流れてくれて、終いも13.0秒まで止まってくれて展開も味方しています。届くかどうかだけですが、今回は出番ではないと見ています。
4.オオタニサーン：前走はゲートにビックリして出遅れたという話。ゲートに関しては「まだ完璧ではないが、練習で慣らしている」とのこと。前走はハイレベル戦で、勝ち馬は破格だったにしても、2.3着馬も次走で頑張っています。それを考えればやれても良いのですが、距離延長・内枠で位置を悪くする危険、この2点が多少気がかりで。
12.ランスオブセヘル：新馬戦は出遅れからリカバリーして先団へ。二の脚は速い馬でしょう。手応えがありながら急坂で止まったという話で、負け方は如何にも距離。この点は良いのですが、すぐ外にオールドマインとサトノアインスがいるのは嫌な枠の並び。少し出が悪いと被される危険性が高い。ポンと出て行き切れれば怖い存在です。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。