◎プログノーシスは「ディープインパクト×オブザーヴァトリー」という組み合わせ。母ヴェルダはイタリアで走って２勝しか挙げられなかったが、繁殖牝馬として成功し、イギリスの２歳Ｇ１チーヴリーパークＳ（芝１２００ｍ）を勝ったヴォルダを産んだ。２０１４年以降、ディープインパクト産駒は中京芝２０００ｍで連対率２５．２％。この期間に当コースで産駒が２０走以上した５７頭の種牡馬のなかでナンバーワンの成績で、金鯱賞（Ｇ２）に限っていえば６年連続で連対を果たしている。コース適性はきわめて高い。昨年の金鯱賞の前走、同じ中京芝２０００ｍで行われた中日新聞杯（Ｇ３）は、１０００ｍ通過６１秒９の超スローペースにもかかわらず、折り合い重視で後方追走→外を回るという厳しい競馬を強いられて４着。実力負けではない。このときは藤岡祐介騎手が手綱を取ったが、主戦の川田騎手がＧ２以下で乗った場合、６戦全勝と一度も負けていない。もちろん、次走の大阪杯（Ｇ１）を見据えてのレースなので完調とはいかないだろうが、馬券圏内から消えることは考えづらい。