今開催の阪神ダートは道悪でも時計が掛かっており、良馬場なら相当タフだと予想されます。阪神ダートは、先行有利な未勝利戦でも差し馬を狙っていきます。

◎4.アイアンウォール
アイアンウォールの新馬戦は歩くようなスタートで最後方から。向正面で外目に出して徐々に位置を取りに行きました。
最後は38.6秒の上がりで6着まで浮上しました。
このレースはL2が13.1-12.1の加速＆余力ラップ戦で、圧勝したミッキークレストの強さだけが際立つ訳ですが、外目を回しながら36秒台の上がりを使ったのならそれなりに力はあるでしょう。
前走の中間の追い切りでは、終い16.0秒という大きくバテたものがありましたが、一回使ったことで上昇は必至。初戦は馬体が緩く映りました。
今回の最終追い切りは一杯に追って、現実的な数字を出せています。
今回も後方からでしょうが、差し馬場を味方にして。

○8.カレンワッツアップ
こちらもデビューから全て出遅れていますが、ゲート練習はしているという話。最終追い切りでは自己ベスト更新の52.5秒をマークしています。
こちらも最後方から運んで、3コーナーから追っつける形に。
終いは脚色が鈍っていますが、早めに押し上げた分でしょう。
38.8秒の上がりは未勝利としてはまずまず優秀な数字。
今回は少頭数で、先行できるタイプも少ないメンバー構成。
ダート適性があると分かった今回は、強気にマクる競馬で一撃あっても。

普段は未勝利ダートで差し馬・差し馬狙いはあまりしませんが、阪神ダートの傾向を読んで狙っています。
単勝を買い目に食い込んで保険とするか迷いましたが、執筆現在、押さえる価値のある単勝オッズになっていません。
買い目は馬連・ワイド1点にしますが、配当次第では2頭の単勝を押さえておくことを推奨します。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。