阪神ダートは土曜から道悪の割には上がりが掛かっているなという印象で、日曜は乾くにつれて更に上がりが掛かってきています。
ここは最内枠を引いたミッキーレジェンドが被されないように出していきそうで、3.タロントゥーズも距離短縮で強気に出していくはず。
外からも13.モズブーナーや15.シャドウレディーが主張していき、ペースは引き上がると予想します。
馬場想定からも差しは届くでしょう。

◎11.カッティングジェム
カッティングジェムは出が悪い面がありますが、末は堅実。
前走は外枠からスムーズに出て先行しましたが、ペースも速くなって息切れしてしまいました。とはいえ、前走は超好メンバーが揃った一戦で、2着ハードワイヤードと5着エミサキホコルが次走勝ち上がり。4着カセノミオは次走2着で、7着エーティーソブリンは次走、芝ですが2着に頑張りました。
この敗戦によって陣営が「最後は甘くなったので、もう少し終いを生かした方がいいかもしれません」と述べているのは安心材料。
しっかり差しに回ってくれるでしょう。
前々走は3F通過36.0秒とかなり遅くなりましたが、終い伸びて3着に浮上。
脚抜きの良い馬場で差してくるというタイプではなく、時計の掛かるダートで相対的に速い上がりを使って差してくるタイプです。
時計の掛かる園田での好タイム圧勝がそれを物語っています。
出遅れても差して来られると見て本命とします。

○5.ヴィヴァン
差し馬勢ではヴィヴァンが強力。
前々走は距離延長が成功といえる好内容。800ｍ通過46.8秒のハイペースを少し追いかけすぎたという印象で終いに甘くなっての3着ですが、0.1秒差の2着にはトントン拍子でオープンを勝ったダイシンピスケス。4着には2馬身差を付けていて上々の内容でした。
前走は更に距離を短縮。一旦甘くなるかと思いきや、他馬に並ばれるとエンジンが掛かりました。終いまで伸びて好内容の3着同着。ここも相手が強力で、2着ワールズコライドはすでにオープンクラスまで出世しています。
同着3着のロードフォンス、5着ディアサクセサーはともに現級の安定株。
少し内目の枠になったのは気がかりですが、堅実に伸びてくるはずで。

▲14.メイショウキッド
メイショウキッドは前走、カッティングジェムが6着に終わったハイレベル戦。ハイペースだったにもかかわらず、前もなかなか止まってくれませんでした。終いは上がり2位の脚で伸びてはきました。
前々走も相手強力で、2勝クラスを圧勝したハードワイヤードですら5着に脱落。ここも終い伸びているのですが……。
馬体増と追い不足が敗因でしょう。それを考えればよく頑張っています。
3.4走前は前がしっかり止まってくれるラップになり、共に4着と堅実です。
今回はメンバーレベルがかなり落ちることと、有利な外枠を引けたことからも前進必至でしょう。
馬体も絞れてきました。
上がりが掛かっている馬場もプラスです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。