小倉ダートは馬場・馬体重まで確認。
だいぶ乾いてきたことで、差しも届くようになってきました。

◎14.スマートハンター
スマートハンターは1勝クラスはいつ突破してもおかしくないレベルにある馬。
1700ｍを使った3.4.6走前は同世代の強力馬に先着を許しているだけでした。そうした馬たちもほぼ1勝クラスを勝ち上がっていっているので、ここで強力なのはサンライズパスカルくらい。
それだけにここ2走はどうしたという印象。
陣営の話では「冬場ということで馬体が絞りにくい」とのことで、休み明けだった前々走の戦前から口にしていました。
前々走は出遅れ。その後も進みが悪かったという話です。これは+10キロが響いたものでしょう。
前走は1回使って内容が良化はしましたが、またしても+2キロ。勝ったダノンボレロは強かったと思いますが、求めている水準にはまだまだです。
今回は中2週で、この中間はプールを使って馬体減らしに注力してきた様子です。ここ2戦の中間ではプールは使って来なかったので、意気込みが伺えます。
更に、今回はブリンカーまで着用してきました。
正直、馬体は減っていて欲しかったところですが、±0キロなら及第点。中身は変わってきているはずです。
今度こそ。

○4.サンライズパスカル
先行馬は揃っていますが、サンライズパスカルはハイペースで逃げ・先行しても止まらない馬。
むしろ、他の先行馬は基本的に力がない馬ばかりなので、これらを潰してくれるのではないでしょうか。
この馬以外に食い込んでくる馬は差し馬になるはず。
馬場が乾いてきて、タフになってきているのも差し馬に味方するはずです。

▲5.ポワンキュルミナン
ポワンキュルミナンは5走前に半馬身先着された相手が、2勝クラスを突破しているライツフォル。12.0秒の残り200ｍでデッドヒートに。相手が一枚上手で競り負けましたが、3着には4馬身差を付けたのですからよく頑張っています。なお、3着は1勝クラスを突破しているノッテルーナでした。
未勝利勝ちは3馬身半差を付ける楽勝で、L4は49.8秒と優秀な数字。ただ、不良馬場ではありました。
昇級戦は後方からマクって進出したものの、窮屈な内を突いたことで、外をスムーズに回した馬よりも加速できなかったという印象です。
休んでの前々走は1400ｍが忙しすぎました。
前走はやや出負けして後方から。このレースはマイネルカーライルが淀みないラップで飛ばしたため、縦長馬群になって順位がほぼ入れ替わりませんでした。後続も追走で脚を使わされたという印象。
出負け含めて度外視で構いません。
昇級戦の内容から1勝クラスでも通用するので、改めて期待します。

△11.ナチュラルリバー
ナチュラルリバーは1700ｍでは安定。
前走は1400ｍが如何にも忙しかったという内容。スタートもひと息で最後方からになりました。終いは上がり3位の脚で差してきているので、及第点。
前々走は重馬場でロスなく回る必要が求められたレースですが、ナチュラルリバーは道中、ずっと一番外目を追走。伸びきれなくても仕方がないレースだったので、8着でも及第点です。また、前残りにもなりました。
3走前は外差し有利だった札幌ダート。
道中、インにいる間に外から他馬にマクられてしまい、進出が遅れてしまったという内容で、5着でもそう負けた印象はありません。また、この時は相手も強力で、3着クリノグローリーは現級の安定株で、4着ライツフォルは2勝クラスも突破した馬。
4走前は距離が敗因で、5.6走前は0.5秒差、0.4秒差と僅差。
同世代の強力馬が1勝クラスをどんどん突破していったことで、当時よりもメンバーは手薄。
外から進出していける好枠でチャンス到来です。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。