馬番 馬名 指数
1 バースクライ 851
2 ヨシノイースター 840
3 ショウナンハクラク 815
4 グレイトゲイナー 829
5 マテンロウオリオン 817
6 ボンボヤージ 775
7 ジュビリーヘッド 811
8 バルサムノート 802
9 シュバルツカイザー 837
10 ビッグシーザー 842
11 牡キミワクイーン 821
12 カイザーメランジェ 794
13 ダディーズビビッド 833
14 オタルエバー 805
15 トウシンマカオ 848
16 シナモンスティック 830
※指数最高値との差が50以内の馬の中から買い目を決めています。
◎1:バースクライ(指数851)
3連勝でオープン入りした素質馬が、オープン2戦目で勝ち鞍のある舞台に替わって巻き返す。
クラシックを意識して、昨春まではマイルを使われていたが、その後1200mに距離を短縮して3連勝。
位置取りにかかわらず、図ったように終い差し切っており、いずれも着差以上の完勝だった。
特に2走前の3勝クラス戦は、スムーズさを欠きながらもきっちりと捉えて、能力の高さを示した。
レースでは、少し出負けしたが先を急がず中団追走。
インで距離ロスを抑え、4角でもじっと我慢。
直線は絶妙に馬群を捌き、ラスト100mで持ち出すと、鮮やかに弾けてクビ差の着差以上の完勝だった。
オープン初戦となった前走のシルクロードSは、重賞の壁に跳ね返されて0秒9差の9着。
ジワッと行かせて中位の外を折り合って追走。
直線に向いてから外に持ち出し、ジワジワ前に迫ったが、上位争いには加われなかった。
枠的に終始外々を回らされてしまい、ロスのある競馬になった。
ここは中3週と間隔が詰まっており、調整は軽めだが順調だ。
今週の追い切りは、栗東CWコースでの単走追い。
馬なりで、4F52秒4、ラスト1Fは11秒2と、前走時並みの時計と動きで、良い状態をキープしている。
好時計勝ちだった2走前の内容から、開幕2週目の馬場は合いそう。
G1級の強敵不在のここは、ロスなく運べれば変わり身が期待できる。
〇15:トウシンマカオ(指数848)
前走の京阪杯を制して、連覇での重賞2勝目を挙げた。
レースではジワッと下げて中位の少し前。
終始隊列の一番外ながら手応え十分。
2着馬のルガルにジワジワ詰め寄ると、1ハロン標でグンと加速。
あっさり抜け出して、速い上がりの中で差し切って2馬身突き離す完勝だった。
それ以来3か月ぶりの実戦だが、久々を感じさせない上々の動きを見せている。
今週の追い切りでは菅原明騎手が跨り、美浦南ウッドコースで古馬2勝馬との併せ馬。
強めに追われた相手に対して、0秒5の追走から馬なりで0秒2先着した。
6F83秒9、5F66秒9、ラスト1Fは11秒2と終いは良く伸びており、好仕上がりだ。
意外にも中山コースは初めてだが、阪神で2勝しており坂は苦にしない。
叩き台とは言えほぼ仕上がっており、キッチリと好走して本番へ向かう。
▲10:ビッグシーザー(指数842)
1200mのオープン特別を4勝しており、重賞でも小差に健闘。
初重賞制覇へ向けて態勢は整っている。
前走の淀短距離Sでは、正攻法の競馬で1馬身半差の完勝。
発馬五分から促して2番手を追走。
逃げ馬とは少し離れていたが、深追いせずに自分のペースで運んだ。
直線の1ハロン標過ぎで抜け出すと、あとは危なげなかった。
今週の追い切りは、栗東坂路での単走追い。
馬なりで、4F50秒9の好時計をマーク。
ラスト1Fも12秒2でまとめており、動きの良さが目立つ。
使われながら調子を上げており、4連勝した当時の力を取り戻しつつある。
前走のレースぶりからは重賞でも見劣りはせず、前有利の開幕2週目の馬場を味方に押し切りを狙う。
△2:ヨシノイースター(指数840)
前走の北九州短距離Sでオープン初勝利。
発馬を五分に出ると、2番手で余裕がある立ち回り。
直線は馬場のいい外を選んで先頭へ立つと、後続の追撃を斥けた。
駐立の課題をクリアしスタートが決まったことが大きかった。
ここは中2週と間隔が詰まっているが、2週連続の坂路単走追い。
馬なりで、先週が4F54秒8、今週が4F55秒2。
ラストはいずれも12秒台と、引き続き状態は良さそうだ。
中山でも勝ち鞍があり、自在に運べる点も強み。
急仕上げ気味の前走からの上積みも見込め、再度の好走も期待できる。
△9:シュバルツカイザー(指数837)
前走のカーバンクルSを制してオープン2勝目。
互角の発馬から中団の外を追走。
終始外を回ったが、流れに乗ってスムーズに運べた。
直線は外からジリジリと差を詰め、ゴール寸前で粘る2、3着馬を交わした。
ハイペースで適度に上がりを要す流れになって本領を発揮した。
今週の追い切りでは、美浦南ウッドコースでの単走追い。
馬なりで、6F83秒5、5F67秒4、ラスト1Fは11秒5と時計も動きも上々で、力強い脚捌きを見せている。
昨夏のキーンランドCで4着と、重賞でも見劣りしない。
去勢後は出遅れが響いた京阪杯を除けば堅実な走りを見せており、しぶとさが生かせる流れになれば台頭可能だ。