東京ダートはヒヤシンスSまで確認しました。
乾いた東京ダートの傾向通り、先行有利が強く出ています。通常、含水率が低くなるとタフで前が止まり、差しが決まりやすくなりますが、東京ダートだけは別。最も広いというコース形態にその要因があると考えています。
ここは行く馬が少ないメンバー構成で、タフなダートをこなせる先行馬から。

◎14.エミサキホコル
元々、世代限定戦でも通用していた通り、力ある馬ですが、どうも決め手に欠ける面がある模様。
その点、今のタフな東京ダートはプラス。
ドレフォン産駒も今のタフな東京ダートで好成績を残しています。
ダートスタートに関しては2度目で、以前は1800ｍだったとはいえ逃げられたので問題はないでしょう。むしろ、芝スタートだとあまり行き脚が付かないので、プラスになるかもしれません。
単純にレースレベルとして関西＞関東という図式になっているので、唯一の関西馬がサラッと持っていっても。
前走は好メンバーの揃った一戦で、3F通過34.4秒、4F通過が46.2秒のハイペースに。
良い物差しになるのが2着のハードワイヤード。先週、2勝クラスを楽勝しました。この馬との差を詰められなかったとはいえ、離されてもいません。また、この時はやや重でしたが、良馬場の方が良いタイプなのでパフォーマンスアップも期待できます。
決め手に欠ける面があると書きましたが、4走前は過去最速上がりの36.1秒をマークした通り、成長もしているでしょう。
外枠からスムーズに先行できると考えて本命とします。

○3.エリンアキレウス
エリンアキレウスは一定の先行力を備えた馬の距離短縮。
前走は長期休養明けに加えて、転厩初戦で+28キロでしたが、スラッとした体型もあってか、太くは映りませんでした。単に成長分が大きかったのでしょう。
二の脚はそう速くありませんでしたが、外枠だったのでジワジワと位置を上げてきました。その点、今回は内枠なので少し不安もありますが、そう速い馬がいないので多少促してくれれば位置を悪くはしないはず。前々走は差してもきているので、控えてもパワーを生かして差して来られると考えました。
直線は早めに抜け出して、ピックアップラインの追撃を凌ぎ切る内容。なお、ピックアップラインは土曜に勝ち上がったので、レースレベルも低くはないでしょう。
2週前の東京ダートもタフな馬場だっただけに、ここでこなせているのはプラス。また、540キロあるのも安心材料です。
元々はデビュー2戦目がL4・49.6秒の余力ラップ戦で0.5秒差3着ということでマークしていた馬。
レース内容は出遅れて、本馬が途中からマクったことでペースアップ。L4区間で11.6秒と速いラップを刻んだ分、終いは息切れしてしまいました。勝ったプメハナは2勝クラスまで上がった馬で、2着のアルムエアフォルクには前々走で逆転できています。
徐々に成長してきているのは明らか。
一回使ったことの上積みもあるという話で、レイチェル・キング騎手が継続騎乗してくれるのもありがたいところ。
3走前は7着とはいえ、2勝クラスで通用の時計で走れています。
もう一度期待できるでしょう。

以下、先行できるタイプに流します。

6.レオカクテルと7.ゲンパチプライドは今のタフな東京ダートでパフォーマンスを上げてきたのが魅力的。
13.マウントベルは得意の東京まで待ったという話。休み明けからでも。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。