プラダリアには有馬記念で勢い余って▲を打たされたが、今回も当時のハイレベルな動きを保っている。７日栗東坂路は池添学師が騎乗した単走。トモが深くまで入ってピッチも利いているが軸がまったくぶれない。背中が強いことと、疲労蓄積がないことがそろわないとこのようなフォームにはならない。
　ルージュエヴァイユの動きも相変わらず安定している。今回は特に前駆の回転がダイナミック。その分、肩周りに限って多少、軸の上下動が抑えられていないが、腰の位置が安定しているから問題にすべきものでもないだろう。トモの入りはすこぶる深い。
　マテンロウレオは４角まで抑える構えで背中をしっかり詰めており、直線は夏と肩の引き出し幅を顕著に伸ばした。腰周りも柔らかく、持ち前のバネ性能を存分に生かせる状態に仕上がっている。
　ベラジオオペラは肩の回転が柔らかく、手応えも引っ張りきり。出せばもっと伸びそうな併走だった。
　バビットは重心低く、トモの入りもすこぶる深い。攻め馬の動きはずっとこの調子で大敗続きなのであてにしづらいが、復活されても痛恨なので押さえには。

アフリカンゴールド：Ｂ
240207栗東ＣＷ単。前駆起こしてキビキビ動くがトップスピードにはやはり限界あり。

ジェットモーション：Ｂ
240207栗東ＣＷ３併内１身半先。学校生徒。幅あってトモ入るが、背中の伸縮と肩の引き出しが位相不一致。仕上がりはよさそうだが、十分に負荷かかったか？

シュヴァリエローズ：Ｂ
240207栗東ＣＷ単。トモ入ってキビキビ。体軸ぶれないが、背中はやや硬く映す。

ナイママ：ＶＴＲなし
240208美浦坂路単。

バビット：Ａ
240207栗東坂路単。重心低く保って肩柔らかく引き出す。トモすこぶる入る。軸安定。

プラダリア：Ａ
240207栗東坂路単。池添学師。トモ入ってキビキビ。軸ぶれず。

プラチナトレジャー：Ｂ
240207美浦Ｗ外同。トモ柔らかく入るが軸がずっと外向く。前駆やや浮いて重心も高め。

ブレイヴロッカー：Ｂ
240207栗東ＣＷ単。酒井学。四肢の振幅は大きいが、重心やや高止まり。背中もやや硬い。

ベラジオオペラ：Ａ
240207栗東ＣＷ３併中、内にクビ先。横山和。手応え引っ張りきり。肩柔らかく回る。前駆起こして体重トモに乗る。背中しなやか。

マテンロウレオ：Ａ
240207栗東ＣＷ単。背中詰めた後、放って肩すこぶる大きく引き出す。腰周り柔らか。

ラヴェル：Ｂ＋
240207栗東坂路単。トモすこぶる深く入る。背中しなやか。前駆の安定感がもう少しほしい。

ルージュエヴァイユ：Ａ−
240207美浦坂路内１身先。トモすこぶる深く入る。肩これでもかと引き出す。動いた分、軸は少しぶれるが、ダイナミックなギャロップ。