[印]
◎1サクラトゥジュール
〇5ウインカーネリアン
△6,7,9,11,16
≪買い目:単勝◎〇5%ずつ、複勝◎20%ずつ、馬連◎〇→◎〇△2%(11点)、ワイド◎〇3%、三連複◎〇→◎〇△→◎〇△1%(25点)≫

[見解]
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この東京芝マイルコースで行われる牡馬牝馬混合の古馬重賞として、「冬のG3レースである東京新聞杯」と「春の最強マイラー決定戦の位置付けである安田記念」と「秋のGI前哨戦の位置付けである富士S」の計3レースが設定されていますが、それらの中でもこの東京新聞杯だけが異質な特性を持つレースとなっています。
近年の春開催＆秋開催の東京芝コースでは、最後の直線でどれだけ良い脚を長く使えるのかという、一にも二にも末脚こそが物を言う馬場になる傾向となっています。ただしこの冬開催だけは、厳冬期で生育状況が良いとは言えない芝の状況と、幅員が狭くコーナー部分が拡大されるDコース使用という背景から、瞬発力の要求度は多少落ちて、より位置取り(前有利)やコース取り(内有利)という要素も問われる馬場になる傾向があります。
そんな開催時季ごとに違った顔を見せる東京芝コースで行われる３つのマイル重賞についても、その馬場傾向をストレートに反映する決着傾向となっており、春の安田記念と秋の富士Sでは外目の枠順から直線で馬場の中〜外に持ち出して末脚を伸ばしてくるタイプが主な好走馬のパターンになっているのに対して、冬の東京新聞杯では前に行くにしても差すにしても内目の枠順から馬場の内〜中を通って上手く立ち回るタイプが主な好走馬のパターンになっています。実際に15年以降の東京新聞杯の枠順別勝率は１枠→２枠→４枠の順で総じて内枠有利傾向となっており、７枠と８枠からは勝ち馬は一頭も出ていません。

それを踏まえた上で狙いたいのは、理想的な内枠を引き当てることができたウインカーネリアンとサクラトゥジュールの２頭です。

本命馬サクラトゥジュールは、これまで内枠(1~4枠)だと５戦４好走で準パーフェクトという成績からも生粋の内枠巧者と言える馬です。前回内枠だった３走前メイＳでは、距離は１ハロン違いますが同じ東京芝コースで理想的な好位差しの競馬で勝利を収めています。前走中山金杯は距離延長と非内枠で折り合いを欠いてしまいましたが、距離短縮と内枠替わりの今回はガラリ一変劇があっても驚けません。

対抗馬ウインカーネリアンは、３走前安田記念と２走前毎日王冠では外差しが利きやすい春開催＆秋開催の東京芝コースでは難易度が高い逃げる競馬で恵まれませんでしたが、１年前の勝利時と同様に内枠の逃げ馬にもチャンスがある冬開催の東京芝コースであれば巻き返しが期待できるはずです。

相手は大外枠でなければ◎候補だった左回り巧者のアヴェラーレと、メイＳではサクラトゥジュールとタイム差無しの２着だった通り東京で高いパフォーマンスを見せるマテンロウスカイと、能力最上位の人気２頭ジャスティンカフェとマスクトディーヴァも外せません。
最後に晩成の血が騒げば怖いウンブライルまで押さえます。