◎10.グレン
土曜の京都ダートはスローペースが多くて前も残れていましたが、その実質はタフな差し馬場。残れるはずの馬が止まっていたり、スローの割には差しが届いていました。
逃げ・先行馬ばかりのここはペースアップ必至。
力ある差し馬が少ないので狙いは絞りやすい。
グレンの前走は長期休養明けで、少し物足りないパフォーマンスでした。
ただ、鞍上は「まだ緩い分、コーナーでスピードが乗り切らなかったです。ここを使われて、もう少し上向いてくれれば」と述べています。
ひと叩きで上積みは必至。
最終追い切りは騎手騎乗とはいえ、坂路で自己ベスト更新の53.2秒。
前々走は強力メンバー相手によく差してきています。
1着馬は2勝クラスで連続2着している馬で、2着馬は先週、1勝クラスを突破。3着馬は距離短縮して3勝クラスまで出世しています。
グレンは元々、未勝利勝ち時のラスト3Fが12.1-11.7-12.7と、芝と見紛うラップで、高い素質を持っている馬。
1勝クラスで上位の実力は明らかで、叩いての2戦目に期待します。

○4.ガウロン
ガウロンは未勝利勝ちの時が超豪華メンバーの揃った一戦で、この馬以外で中央で勝ち上がった馬が5頭もいたレース。
先行力がない故になかなか勝ち切れませんでした。
休み明けの前々走はスムーズな競馬をしたメイショウコガシラが圧巻のパフォーマンス。そのため、3着は目立ちませんが、ガウロンもタフな馬場で水準以上の時計をマークしています。
2着馬も次走、2着と健闘しました。
前走は勝ち馬が現級の安定勢力で相手が悪かったと言えます。
上がり最速を使って力は示しました。
3着馬も素質馬で、4着にはグレン。
ここなら堅実に差して来られそうです。
改修後の京都ダート1800ｍは内枠不利なので、上手く捌いて来られれば圏内でしょう。