東京芝は、外枠の差し馬が恵まれやすい馬場からイン前有利の馬場に変貌を遂げています。元々、イン前有利の東京芝2000ｍのバイアスが更に強化されたと考えて良さそうです。
内枠から先行できる馬から狙います。

◎4.レトロタイプ
前々走では未勝利の身でありながら1勝クラスに出走。出遅れて最後方からになりましたが、勝ったルージュスエルテと同じ33.4秒の上がりを使って差を詰めました。
逃げ切ったルージュスエルテがラスト2Fを10.8-10.8という極限のスピードで駆け抜けたレースで、レトロタイプもラスト2Fを同水準で走っていたというのは「脚の速さ」の証明。
競走馬が全速力で走れる距離は300〜400ｍ程度と言われています。
基本的に競馬は脚の速さを競う競技なので、ラスト2Fの速さは他の能力に先立つのです。
前走は1400ｍから1800ｍに延長しましたが、今度はスタートを決めて先行。
ラスト2Fが11.2-11.4の余力ラップ戦で、上がり最速の脚を使って最後まで差を詰めているのですが、前も止まってくれず3着止まり。
もう少し距離があれば、2着には浮上できそうでした。その上での余力ラップなので2000ｍへの延長もこなすはずです。
余力ラップの強みの一つは、距離延長馬の好走率・回収率の高さにあります。
テンの速い馬がほぼおらず、レトロタイプがテンの速度で上位。
ここは内枠から先行して馬券内には来てくれるでしょう。

○1.マーシャルポイント
前走・新馬戦はスタートを決めて中団から。
直線では勝ち馬が外に逃避したアオリを食らって、大きく減速しましたが、最後は盛り返して2着に浮上。
不利さえなければ、脚色からして余力ラップで勝っていた可能性が高かったはず。降着になっても良い案件のように見えました。
実質的に余力ラップだったので、この馬も2000ｍの延長はこなせるでしょう。こなせるというよりかは、むしろ、最内枠から位置を取りやすいだけに延長はプラスです。
こちらも馬券には絡むはず。

この2頭で購入しておけば間違いないように思いますが、前目に付けそうな馬が分かりやすいメンバーなので、ワイドよりも3連複2頭軸流しを選択します。