京都芝はCコース替わりでインが復活。
インが良い状態のまま道悪になったので、差し馬の切れ味が削がれて先行有利になると考えています。たとえ乾いても、京都芝は雨の影響が時計に残ります。
勝ち味に遅い先行馬が、道悪を武器に決め手のなさを補って好走するレースだと予想しました。

◎9.シルヴァーデューク
シルヴァーデュークはアーリントンカップで4着がある通り、1勝クラスでは上位の馬ですが、決め手に欠けるだけに勝ち上がるのに時間がかかるだろうと考えていました。
前走は控える競馬で上がり最速をマークしました。
今回は川田騎手を配してきたからには、位置をしっかり取ってくるだろうと予想します。
道悪のアーリントンカップで4着と健闘している通り、上がりがかかってくれた方が勝ち切りやすいはずです。
前々走に関してはハイペースを比較的追走して脚を失ったもので度外視。強い相手が非常に揃った1勝クラスでもありました。1800ｍも1F長かったのでしょう。
ここは勝つ絶好のチャンス到来。
川田騎手がしっかり決めてくれるだろうと考えます。

○3.ドリアード
ドリアードはスタートが常にカギになる馬ですが、先行すればしぶといタイプ。前走はスローペースの逃げでチャンスかと思いましたが、2番手追走のスマートジェイナが終始引っかかっており、これにプレッシャーをかけられたのが運の尽き。引っかかった馬に追いかけられると、ラップに表れる以上に負荷がかかります。
前々走は超高速馬場で後半に10秒台を2度も刻むラップに。超高速コーナー馬場とはいえ、1.33.0は優秀な時計です。
3走前はハイペースを先行しながら6着なら優秀。
4走前は超ハイペースすぎて追走ができませんでした。上り坂を通過する京都ならこんなことにはなりません。
5走前が優秀で、ハイペースを2番手追走から0.1秒差。先行して勝ったマチカゼは2勝クラスも突破した相当強い馬です。基本的には前崩れになってもおかしくはありませんでした。
この時が稍重だったので道悪も問題ないでしょう。
先行さえできれば、しぶとく粘れるでしょう。

▲12.レオンバローズ
レオンバローズの前走は前に馬が置けなくてひっかかる競馬に。1800ｍも1F長かったと言えます。
京都は4.5走前に好走していて適性あり。
前走を除けば、ずっと高いパフォーマンスで走ってはいるのですが、強い3歳馬相手で敵が強力すぎました。
ここは3歳馬が手薄になった印象。
マンデヴィラは前走、道悪が応えたと述べているだけにどうでしょうか。
アルタビスタの未勝利勝ちは恵まれたもので、ラスト1Fが12.1での逃げ切りと余力もなし。ブエナビスタ産駒ということで過剰人気になってくれれば。
テンノメッセージは1400ｍがベスト。
キタサンダムールは水準以上にあると思いますが、スタートが安定しない馬でどうか。
相手弱化によって浮上するはずです。