いよいよ今年最初のＪＲＡのＧ１レース、フェブラリーステークスですね。

　東京競馬が開幕する時に公開したコラムでも書いたように、東京のダートは上がりが速くなりやすくなるため、ダート1600ｍも最後の３ハロンで上位の上がりを使える馬に向くコースです。　

　過去10年のフェブラリーステークスの脚質別成績は以下の通りです。

逃げ　1−0−0−8／10
先行　6−4−2−28／40
中団　2−3−6−49／60
後方　1−3−2−42／48
マクリ0−0−0−0／0

　この傾向を見てもわかるように基本的に逃げ馬は目標になることもあり、不振です。

　そして冬のダートは凍結防止剤の影響もあり、パワーを要します。過去10年のフェブラリーステークスでは、軒並み500キロ以上の馬が好成績。迷ったら、大型馬を積極的に評価したいレースです。

　◎は昨年の覇者ゴールドドリームです。先行馬が残りそうな流れを後方一気の脚で差し切ったチャンピオンズカップは見事の一言。中間の調教では坂路で49秒台を叩き出し、状態も良いようです。

　この開催の東京ダートは土曜日が先行有利になる事が多く、現に今日の土曜日は6つあったダート戦は先行馬が4勝で、差し馬は2勝。後方から来る馬は2着3着まででした。

　しかし今開催のダートは土曜日は先行有利でも翌日の日曜日になれば差しが決まりだす傾向が続いています。短期免許で来日中のムーア騎手は今週がラスト。フェブラリーステークス連覇の為に呼ばれた仕事人がきっちり決めてくれるはずです。

　〇はサンライズノヴァ。フェブラリーＳは若い馬の方が有利な傾向があります。東京ダート1600ｍに実績があり、４歳馬の上昇度も評価しての対抗です。

　▲テイエムジンソクはやはり、東京のダート1600が初めてになる点がポイント。古川騎手の過去の東京ダート1600ｍの成績はなんと、21回乗って３着以内なし。４着が2回と５着が１回あるのみでした。ただし、今回は展開が向きそうなので、チャンピオンズＣ同様の粘り込みに期待です。