※12/24 17時23分に印と買い目を変更しています。
(追記※降雪通行止めで関西馬の到着遅延※)
https://news.yahoo.co.jp/articles/73f24da37a38ee4d8b410a4391aaeca74f79edca
ジェラルディーナとボッケリーニ以外の関西馬は通常は輸送時間が6~7時間の所を14時間と尋常じゃない程に掛かってしまった様なので…できれば馬体重など直前状況も見た上でご購入下さいませ。
ほぼ全ての関西馬が被害対象となっていますので、既に発表済みの予想買い目から関東馬の〇▲2頭の馬連一点の購入比率をやや引き上げる形をオススメ致します。
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このグランプリ有馬記念は、年間の中で最も馬券を売り上げるレースであるなど“中央競馬の中で最も大きなレース”と言っても差し支えないでしょうが、ただし“中央競馬の中で最高峰のレース”というわけではありません。
現代競馬でトップに位置する馬にとっては、東京の大レースと比べると紛れが生じる余地の大きい特殊なレース条件である有馬記念は敬遠しがちという実情があります。その理由でもある紛れを生む要素としては「年末のタフな馬場適性」・「トリッキーな小回りコース適性」・「年末の一戦だけに余力の有無」・「最終週の施行だけに枠順の有利不利」などが挙げられますが、その中でも危険な人気馬を生み出す最たる要素は「余力の有無」にあります。
実際に近年の有馬記念で1、2番人気を背負いながらも馬券外に飛んだ馬のほとんどは間隔が詰まる前走ジャパンC組(特に天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念という秋古馬三冠レース完走組)となっています。
ほんの数年前まではジャパンC組が有馬記念に大挙参戦するのがごく一般的でしたが、つい昨年においては上述の通りのジャパンC組が不振というデータの蓄積と知見も反映されてか、上位人気馬は全て「余力の有無」では問題にならない一定の間隔が空いたローテを踏んで有馬記念へと歩を進めていました。それが1〜5番人気馬がそのまま1〜5着までに入線するという順当決着を生んだものと考えられます。
今年は唯一ヴェラアズールのみ鬼門と言うべきジャパンC組ですが、同馬を除く上位人気馬は全てその観点はクリアしていますので、それらが順当に上位入線を果たす“穏当決着”が見込まれます。
逆に人気薄激走馬を生み出す最たる要素は「コース適性」にあります。実際に過去11年で7番人気以下の人気薄ながらも馬券に絡んだ馬は8頭いますが、その内5頭は中山コースで顕著な良績(G1好走歴または過去全勝)を持つ中山巧者でした。残り3頭中2頭(ゴールドアクターとオーシャンブルー)もその時点ではキャリアが浅く良績が無かっただけで、後から振り返って見れば中山巧者と言える馬でした。
よって結論としては、3歳馬にとって不利な天皇賞秋でも好走馬を複数輩出した通りハイレベルな3歳世代牡馬であり、1つ目のポイント「余力の有無」の面でも強調できる菊花賞組であり、2つ目のポイント「コース適性」の面でも強調できる中山G1連対歴を持つジャスティンパレスこそ有馬記念で激走が見込める一頭と見て狙います。
またジャスティンパレスは許容範囲の中枠と、好位から立ち回れる脚質面も、2〜4年前とは異なり外有利馬場では無いだろう今年の有馬記念では強調できる要素になります。
対して同じくハイレベル3歳世代牡馬でも、イクイノックスは東京コース向きなのと近2走のレース振りからは置かれる懸念がある点から対抗評価まで、ボルドグフーシュは不器用な取り口で常に大外ブン回し競馬しかしていないのが難点なので押さえ評価までとしました。
上位人気馬はヴェラアズールを除いて「余力の有無」の面ではケチが付かず、逆に人気薄馬はジャスティンパレスを除いて中山コースで顕著な良績を持つ馬は見当たりませんので、相手馬にかんしては穏当決着を見込んで上位人気(で固めます。
タイトルホルダーはやはり気性的に逃げる競馬か若しくは宝塚記念みたく離れた2番手が理想という点で、近走は同型の存在がうるさくて楽な競馬ができないレースばかりでしたが、久しく同型が手薄なレースというのはかなり有難い材料と見られます。その一方で叩き良化型の懸念がある点で対抗評価までとしました。
ジェラルディーナは前走エリザベス女王杯では仮想宝塚記念として、グランプリレース×外国人騎手=◎として評価しましたが、結果的にも外国人騎手のワンツー決着でした。
この正真正銘のグランプリレース有馬記念も、外国人騎手が参戦するようになった2010年以降は外国人騎手騎乗馬が毎年必ず馬券内に来ており過半数を占めるほどです。
馬の方も右回り向きというのと福永騎手が合っていなかったのもあって出世が遅れましたが、右回りで外国人騎手騎乗ならば引き続き期待できる一頭と見ます。
ディープボンドは大外枠は割引ですが得意の消耗戦に持ち込めれば圏内可能と見ます。