展開がカギになる一戦。内枠に逃げ先行馬がズラリと並んだ。ハナを奪えばしぶといアイオライトに加えて、ウィリアムバローズ、当舞台で逃げ切り実績のあるメイショウフンジン、メイショウドヒョウ…これらの馬が４〜７番枠に並んだ。さらに外のブリッツファング、ヴァンヤール、サンライズホープあたりも先行集団に取り付いていきそうで、激流必至。直線は差しが届く。


【本命馬】◎ハギノアレグリアス

本命はハギノアレグリアス。

まだ重賞での実績はないが以前からもともと能力は高く、現在オープンで好走の常連タガノビューティーあたりを楽に捻っていた馬。ダート替わりから僅か６戦のうちに４勝を挙げてオープン入り。その後１年半以上の休養を挟んだ。

復帰は２走前。10番人気とさすがに低評価だったが、直線前が開くと猛然と伸びてあとひと息の４着と改めて健在ぶりを示した。復帰２戦目となった前走は能力の違いで楽に抜け出して完勝。かつての力がまだ錆ついていないことを証明した。先行勢が揃い前がやり合いそうな流れ、外枠もプラスで、遅れて来た大物がようやく花開く。

〜対抗以下〜

対抗にハピ。

初の古馬相手となった前走もキッチリ差して来た。横山典騎手になり戦略のバリエーションも増える上に展開も向く。

３番手にオメガパフューム。

59キロを背負ったアンタレスＳも外から力強く伸びて差し切り。体幹が強く斤量の影響を受けづらいのは強み。ココも有力候補の一頭。内枠はやや不安だが、外の馬が総じて逃げ先行でスペースができそうな点も良い。

伏兵で怖いのはサンライズホープ。超大型パワータイプでもまれ弱い…という条件付きのタイプだが、阪神良馬場の外枠はベスト。前を見ながら運べれば怖い。

ヒストリーメイカーも良馬場の外枠＆阪神なら怖い。能力の衰えはなく、流れ向けばやれて良い。

地力あるクリンチャー、自在性あるタイセイドレフォン、上手く前見ながら運べればチャンスあるブリッツファングが押さえ。

以下は少し差があるが、展開次第で出番あるサクラアリュール、外枠歓迎のヴァンヤール、内枠微妙だがダート合いそうなタガノディアマンテまで。

ウィリアムバローズは激流に巻き込まれる可能性が高く、控えたとしても内枠で戦略の選択肢が少ない。今回はかなり危険な人気馬とみて消し。

〜買い方〜

◎から３連複、手広く攻めつつ、本線は上位に絞る。◎○２頭軸を重ね買い。外枠伏兵勢が突っ込んで来れば配当にも期待できそう。