香港マイルとは反対に内枠有利なのが芝2000m。スタートしてすぐに１コーナーを迎えるために内枠の先行馬が先手を奪いやすく、さらにコーナーでラップが上がらずにスローになることが多い。その点からもベストの枠を引いたのが人気馬の本命◎ネオリアリズム（ゲート番１）。春のクイーンエリザベス２世Ｃもスローペースを途中から逃げる形に持ち込んで完勝。スローからの追い比べに持ち込める操縦性の良さはここで大きな武器となる。鞍上のモレイラ騎手もそういった競馬が非常に上手く、同様の競馬を狙う▲ワーザーとの追い比べが楽しみだ。
そしてその２頭よりも強気の競馬をしそうなのが穴馬の本命◎タイムワープ。モレイラ騎手を◎ネオリアリズムに奪われた格好だが、短距離で先行できるスピードと持続力、そして中距離に主戦場を移してからの好調ぶりを考えると上記２頭に一矢報いる可能性は高い。上記２頭が切れるタイプではないだけに、抜け出しのタイミングひとつで粘り込む競馬が可能だ。