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早いもので夏競馬も終わりを迎えます。
2歳戦はレース分析がモノを言うレースだと思うので、勝って秋競馬に弾みをつけていきたいと思います。
【展開】
ミドルペース!
内枠からアースビート、レッドソリストがハナを主張。外からフェアエールングも競る。
【見解】
近年ノーザンのクラシックに向けたレース調整により、レース数を多く積むというよりはレース数を絞って外厩調整する馬が増えています。
今年は例年以上に有力馬が秋の番組まで放牧に出されており、先週の新潟2歳Sもダリア賞と遜色ないメンバー構成で、新馬戦4着、未勝利戦勝ち上がりのキタウイングが完勝する内容でした。
この札幌2歳Sも手薄なメンバーとなり、波乱含みのレースと捉えています。
札幌2歳Sは札幌開催7週目での開催とあって、外差し有利の馬場となっており、過去10年の札幌2歳Sの傾向を見ても、外枠の好走率が非常に高いことが見て取れます。
(過去10年の札幌2歳Sの枠別成績)
・1枠[1-0-2-7](勝率10.0%、複勝率30.0%)
・2枠[1-0-0-9](勝率10.0%、複勝率10.0%)
・3枠[2-0-2-12](勝率12.5%、複勝率25.0%)
・4枠[1-1-2-14](勝率5.6%、複勝率22.2%)
・5枠[1-1-1-16](勝率5.3%、複勝率15.8%)
・6枠[0-1-0-18](勝率0.0%、複勝率5.3%)
・7枠[2-3-0-15](勝率10.0%、複勝率25.0%)
・8枠[2-4-3-11](勝率10.0%、複勝率45.0%)
また、当レースで上がり最速の馬は[3-4-2-1]と驚異の複勝率90%で、決め手を活かせる外枠の馬が狙い目と言えます。
(推奨馬)
このレースで狙いたいのは◎ドゥーラ。
新馬戦は脚を余しての4着。1000M通過63.9秒のスローペースだったこと、直線内で包まれ追い出しが遅れたがゴール板を過ぎてからの脚色が1頭違ったことを鑑みると、最も強い競馬をしていたと見ています。
また、この時の勝ち馬ドゥアイズは、次走コスモス賞で2着に好走しており、新馬戦のメンバーレベルも水準以上だったと言えます。
そして2戦目の未勝利戦の勝ち時計は同日の古馬条件戦の勝ち時計に匹敵するもので、2歳のこの時期にしては非常に優秀です。
今年は新潟2歳S同様に札幌2歳Sのメンバーレベルも高くなく、コスモス賞と差はないと見ており、ドゥアイズ以上の決め手があるのであれば、札幌2歳Sで7枠なら十分勝ち負けに持ち込めると見ています。
想定オッズは4,5番人気ですが、鞍上込みならそこまで人気しないと見ており、配当面でも妙味がありそうです。
(人気馬の取捨)
・1人気ブラストウェーブ:軽視
新馬戦でクビ差凌いだイッツオンリーユーは、次走勝ち馬に1秒以上の差を付けられ完敗。
大型馬の叩き2戦目には期待できるが、時計面でも評価は高くない。
・2人気ダイヤモンドハンズ:押さえ
新馬戦で負かした2,3着馬が次走好走していることからもレースレベルは水準以上。
ただ、1枠が減点なのと、乗り込んだ割にはまだ動き切れてない印象。
・3人気シャンドゥレール:買い
近年ハイレベルな東京開催の新馬戦を制したのは評価。
時計はそこまで速くないが、まだ余裕のある勝ち方でタイムを詰められそう。