G1ウィークが始まって、netkeibaのいち社員である自分はてんやわんやとなっておりなかなか予想公開ができておらず、応援していただいているみなさまにはご迷惑をおかけして申し訳ないです。先週はニシノラブウインク本命で爽やかに大外しをかましました。

先日入稿した予想の中でミオスタチンの話をしましたが、今回は同じ切り口から「距離延長」でパフォーマンスを上げそうな2頭に絞りました。あまり前置きが長くなってもしかたないのでさっそく言及していきます。

本命はジャスティンパレス。半兄のアイアンバローズがステイヤーズSで好走したように、米国血統ながらゆったりとした流れで自力を発揮する血統で、父はミオスタチンT/T型のディープインパクト。例年のダービーウィークのようにべらぼうに時計が速くなったらやや傾向から外れてしまうのですが、ペースが落ち着けば長直線のラスト2ハロンで脚が止まらない配合だと思っています。前走のようにスタートで後手を踏んでしまうと厳しいですが、それは他馬にとっても同じ条件なので考えないことにします。

対抗はアスクビクターモア。こちらも父はミオスタチンT/T型のディープインパクト。前走の皐月賞では荒れた内馬場で運びながら最終直線で二の脚を使ってさらに伸びる驚きの内容で、正直「このパフォーマンスはエグいな」とビビりました。半姉に欧州G1を2勝したケマーがいる良血馬で、血統背景を考えると大箱に向いていないわけはないと思うんですよね。こちらもジャスティンパレス同様、レースがハイラップで展開すると厳しくなりますが、「展開」と「血統」を掛け合わせて予想している人間にとっては祈るしかないところ。

上記2頭の共通点として、父がディープインパクトで、母系にロベルトを抱えているところ。ダービーは自動的に出走馬のほぼすべてが距離延長で迎えることになるので、確実にミオスタチンC型を握っている出走馬を避けて考えると上記2頭になりました。まだまだチューニングが必要な予想理論ですが、導き出した結論にしたがって単複とワイドを握りつつ、世代の頂上決戦を楽しもうと思います。

みなさまもよきダービーを。