ラップギアコース適性値【瞬4平5消1】に近い比率の馬が有利
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01プルパレイ【瞬4平0消0】104
02ヴィアドロ【瞬1平0消1】 95
03タイセイデ【瞬0平2消1】 99
04カジュフェ【瞬0平2消1】 93
05ショウナン【瞬0平1消0】100
06デヴィルズ【瞬0平0消1】 98
07ナムラリコ【瞬0平2消1】 97
08トウシンマ【瞬3平0消0】102
09エイシンシ【瞬0平0消0】 91
10ベルウッド【瞬2平0消1】103
11ナバロン 【瞬1平0消0】 91
12ニシノレバ【瞬0平3消0】 95
13レディバラ【瞬2平0消0】 99
14オタルエバ【瞬2平1消0】102
15ウインマー【瞬1平1消1】 96
16ティーガー【瞬2平0消0】 98
17デュガ 【瞬1平1消0】 94
18ウインバグ【瞬1平1消0】 92
近年は少し改善されたのだが、スプリンターは否応なしに距離対応を迫られていた2〜3歳重賞戦線。スプリンターがスプリンターのまま育つことが許されないレース体系が、若齢スプリンターの出世を阻んでいた。
5月末の芝1200メートル重賞・葵Sができる以前の2〜3歳トップ・スプリンターは、函館2歳S、小倉2歳Sを最後に、同一世代での1200メートル重賞を走る機会を与えられず、3歳夏に古馬と対戦するようになるまで、1400メートルや1600メートルを走るしか許されていなかったのだ。スプリンターとマイラーはまったく別モノなのに。
そういった背景もあって、初期のファルコンSにはスプリンターが大挙出走していたのだが、それらがまったく通用しないことが分かり、近年などはもうほとんどスプリンターの姿が見えなくなってしまった。以前のファルコンSは『1200メートルを勝ったことがある人気馬』を嫌うだけの簡単お手軽レースだったのだが。
と言うか、2019年ハッピーアワーの勝利で絶対とは言えなくなってしまったのだが、今でも1200メートル勝ちのない馬が有利で、1200メートル勝ちのある馬は圧倒的に不利という傾向に変わりはないと思う。
1200m下勝ち有 92戦【1-5-6-80】勝率 1% 単回収 6%
1200m下勝ち無 78戦【9-5-4-60】勝率12% 単回収172%
ただ今年は「1200メートル勝ちのある馬」は人気になりそうもなく、狙いは至って平凡、クロッカスS組ということになる。特に狙いたいのは2歳時から強く推している(1)プルパレイ。前走は(8)トウシンマカオに敗れているのだが、痛恨の4馬身出遅れから最後方大外を回っての2着。(8)トウシンマカオが1番人気にもなりそうなメンバーだというのなら、それこそ「スタート五分なら互角以上」と考えても差し支えは ないはずだ。
父のイスラボニータを彷彿とさせる完歩の大きい伸びやかな走り、短距離専門として扱われていることに不満が無い訳ではないのだが、まずはひとつの重賞勝ち。2年前のラウダシオンのように、もう一段、二段上を目指せる馬であるはずなので。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70〜上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。