馬番 馬名 指数
1 ムイトオブリガード 824
2 コントレイル 903
3 ブルーム 外国馬
4 シャフリヤール 860
5 キセキ 865
6 グランドグローリー 外国馬
7 オーソリティ 861
8 ウインドジャマー 796
9 アリストテレス 854
10 ロードマイウェイ 813
11 シャドウディーヴァ 861
12 サンレイポケット 864
13 モズベッロ 820
14 ユーバーレーベン 761
15 マカヒキ 860
16 ユーキャンスマイル 851
17 ワグネリアン 835
18 ジャパン 外国馬
※指数最高値との差が50以内の馬の中から買い目を決めています。
◎2:コントレイル(指数903)
三冠馬として世代を引っ張ってきたこの馬が、引退の花道を飾るだろう。
戦績が示す通り、現役トップレベルの能力であることは疑うまでもない。
三冠達成後は惜敗が続いているが、道悪だった大阪杯以外は僅差で勝ち負けしている。
また、それぞれのレーズで明確な敗因があり、力負けと片付けるのは早計だろう。
(昨年のJC:状態ひと息、大阪杯:道悪、天皇賞(秋):出負けによる位置取りの悪さ)
前走の天皇賞(秋)ではピークに近い状態に仕上げていた。
返し馬を終えて「負けようがないと思った。」という福永騎手。
万全の状態だっただけに無念の惜敗だっただろうし、それだけにデキ落ちを不安視する声が出るのもある意味当然かもしれない。
そんな不安を払しょくするかのように、1週前追い切りでは栗東CWコースで6F76秒8という破格の時計を出しており、
少なくとも前走同様のデキで状態に不安が無い事をアピールした。
状態面は不安なし、それでは世代間格差はどうだろう。
現4歳世代の代表格とも言える本馬が三冠達成以降勝ち切れないことから、世代レベルに懐疑的な声まで囁かれるようになってきた。
これについては声を大にして言いたい、「コントレイルは強い!」と。
理由は2つある。
まず1つ目は先にも述べた通り、近3走には明確な敗因があり力負けでは無いことだ。
逆に言えばそれが無ければ勝っていた可能性もある。
2つ目は鞍上、陣営ともに終始悲観の色が無いことだ。
毎回前向きなコメントが目立ち、特に前走時は「負けようがない」と思えるほど能力に絶対の自信を持っていた。
結果は出ていないが、これまでの発言通りなら能力は十分勝ち切れるレベルにあると言えるだろう。
さぁ、泣いても笑ってもラストラン。
「三冠馬はやっぱり強かった!」
そう呟ける瞬間が訪れて欲しい。
〇4:シャフリヤール(指数860)
世代屈指の能力はここでも十分通用する。
古馬混合重賞での予想でポイントとなるのが「世代間レベルの見極め」だろう。
各世代の同年での活躍度合いによってなんとなく見えてくるものだが、
エフフォーリアを筆頭に今年の3歳世代の活躍は言うに及ばずで、
世代トップレベルの本馬は好勝負できるだけの能力があると考えている。
また、この時期の斤量2キロ差の55キロでの出走はかなりのアドバンテージで追い風になる。
万全の状態で出走してくれば、コントレイルとの一騎打ちでほぼ間違いないだろう。
ただ唯一の懸念は状態面にあると考えている。
前走の神戸新聞杯は不良馬場での非常にタフな競馬だった。
それを物語るかのように、出走各馬の次走成績が軒並み振るわないことは偶然ではないだろう。
特に次走菊花賞組は、敗因に前走で不良馬場を走ったダメージを挙げる馬が目立っており、調整の難しさが浮き彫りになっている。
レース間隔をしっかりと取ったとは言え、万全の状態なのかどうかは見極めが必要だ。
一応の相手候補で一騎打ちが濃厚と見るが、状態次第では惨敗まで考えておく必要があるかもしれない。
▲3:ブルーム(外国馬:指数なし)
久々の大物欧州馬の参戦で、今回の最大の惑星はこの馬だと睨んでいる。
今年7月のサンクルー大賞(G1:2400m)では重馬場ながら上がり34秒9でまとめて逃げ切り勝ち。
また前走のBCターフ(G1:2400m)では一転して後方から追い込む競馬で僅差2着。
デルマー競馬場のトリッキーなコース形態を考えると、走破タイム2分26秒0は悪くない数字だ。
好走可能と考える根拠は2つある。
まずは先行脚質である事と、流れが向けば速い上がりが使える点だ。
今回はこれといった逃げ馬がおらず、前走2番手から運んだキセキか、
逃げ切り実績のある本馬が押し出されて先頭に立つ可能性が高い。
いずれにせよスローペースが濃厚で展開は向きそうだ。
また3走前のフォア賞では2番手から上がり33秒8の脚を使っており、流れ次第では速い上がりにも対応できそうだ。
もう一つは、やはりライアン・ムーア騎手が騎乗する事だろう。
世界のトップジョッキーだけに、お手馬の選択に間違うことは無い。
前走のBCターフではジャパンに騎乗したが、今回はブルームのほうにより勝つチャンスがあると判断していると見たい。
前走から中2週で、その間一度アイルランドに帰国して再輸送での来日とかなりの強行軍だが、
勝算があってこその参戦と前向きに捉えたい。
尚、ムーア騎手は短期免許を取得して12/5(日)のチャンピオンズC当日まで騎乗見込み。
全身を使って馬を動かす「鬼追い」がまた見られると思うと楽しみでならない。
△7:オーソリティ(指数861)
これまでにG2を3勝しており、実績では引けを取らない。
前走勝ちで勢いに乗っており、このメンバー相手でも好走が期待できる。
その前走は道中3番手を追走から、上がり33秒9の末脚で差し切り2着に2馬身半差の快勝だった。
心身共に成長して我慢が効くようになっており、鞍上のルメール騎手も手応えを感じての参戦となった。
東京コースでは全て重賞を走って(3.1.0.0)と抜群のコース巧者ぶりを見せており、
前走同様に好位から運べるようなら上位争いに加わる可能性は高い。