本命はホーキーポーキー。先週も本コースで走って12番枠からモテモテ（連闘で挑んだ土曜日の昇級緒戦で３着）の５着。ジリジリとしか伸びないという若干の物足りなさはあったが、悪くない内容だった。今回は連闘で臨んでくるが、もともとが叩き良化型の血統。平行線どころか先週よりも上昇してくる可能性も高く、ゲートも７枠13番と恵まれた。外枠で本馬よりテンのスピードが速いのはマウンテンムスメとルーナセレナータくらいのもの。外に寄せていくのも決して難しくはない。普通にスタートを切れば勝ち負けになる一頭だ。

血統的にも枠的にもジョッキー的にも強調材料しかないマウンテンムスメが対抗評価。本命ホーキーポーキーとの差はなく、舞台替わりを考えるとこちらのほうが前走からの上昇度は大きい可能性もある。印上は本命・対抗だが、ダブル本命のようなもの。

面白いのが大外ルーナセレナータ。地方からの出戻り組で転出からほぼ３年かけてようやく中央に戻ってこられた。ただ決して能力が低かったわけではなく中央の新馬は福島芝1200mで３着。スピード自体は中央でも通用するものを見せていた。ただそこから使うごとに低迷。体質的な弱さもあったのだろうが、地方で立て直し、鍛え直されて、デビュー戦から前走までに馬体重は約40キロ増。本来のスピードをフルに活かせるようになって帰ってきた。
地方で勝ち上がってきたとはいえ、父トーセンラー、母父サクラバクシンオー。明らかに芝向きのワンペース血統で、新潟芝1000mは条件的にもベスト。妙味的には大外枠というだけで人気になるのが残念だが、復帰緒戦から好走を期待したい。