過去10年の京成杯AHの傾向を見ると、開幕週にも関わらず逃げ馬が［1-1-0-8］と結果を残せておらず、一方で7番手以下の馬が［6-6-4-68］と差しが決まっていることが分かる。
※2014年は新潟開催のため除く。
その要因の一つとしてペースが速くなること。
今年は例年以上に前に行きたい馬が揃っており、速い時計の決着となりそう。

本命は◎グレナディアガーズ。
NHKマイル3着からの休み明け。
今年のNHKマイルはレースレベルが高く、同じ東京芝1600MのヴィクトリアMや安田記念と比較しても、かなり速いペースだったことが分かる。
（1000M通過タイム）
・NHKマイル　56.9秒
・ヴィクトリアM　57.6秒
・安田記念　57.8秒
そのため、今年のNHKマイルは前に行った馬がこぞって脱落する中、この馬は2番手集団から3着に粘っており、内容だけ見ると最も強い競馬をしていたのではないかと思います。
同じく前にいた残りの3頭は9,12,17着だが、12着馬ピクシーナイトは次走古馬との重賞で2着、17着のグレイイングリーンも次走2勝クラスを勝ち上がっており、決して力のない馬ではない。
その時のグレナディアガーズの時計からも、古馬GIでも十分好勝負になっていたことが想定され、また夏を越した成長度を考えると、GIIIで斤量56kgなら十分勝ち負けになると見る。
中山マイルで1枠なら良い枠で、中山ではGI勝ちの実績あり、ハイペース決着に強いとなれば、死角はないと思います。

2番人気マルターズディオサは中山実績があるも、今年に入ってからの内容から、この人気なら買いづらい。
3番人気バスラットレオンはマイルはベストだが、陣営は「今後のことも考え控える競馬を試したい」とコメントしている。これまで逃げた時しか勝てていない分、控える競馬で結果が出るとは思えず、ここでは割り引きたい。

相手で狙いたいのは、今年に入ってから充実度が高い○カレンシュトラウス、安田記念では展開が向かなかったがGIIIでは好走を続けている▲カテドラルです。
カテドラルは東京新聞杯のレース内容を見ても、カラテと互角と見るが、その時よりカラテとは斤量1kg減となるので逆転があっても。