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山崎エリカの予想

11R

セントウルS

9月12日(日) 15:35 中京 芝1200m
予想印
14クリノガウディー(4人気)
11カレンモエ(3人気)
8レシステンシア(1人気)
2シャインガーネット(8人気)
3ラウダシオン(5人気)
10ジャンダルム(6人気)
16ラヴィングアンサー(14人気)
17シゲルピンクルビー(9人気)

【ご注意】予想の転載はお控えください

レース結果
着順 馬番 馬名 人気(単勝オッズ)
1 8 レシステンシア 1人気(1.9倍)
2 15 ピクシーナイト 2人気(4.6倍)
3 14 クリノガウディー 4人気(10.3倍)
4 10 ジャンダルム 6人気(15.1倍)
5 11 カレンモエ 3人気(7倍)
6 2 シャインガーネット 8人気(36.7倍)
7 5 タイセイビジョン 7人気(29.1倍)
8 16 ラヴィングアンサー 14人気(195.4倍)
9 7 ベストアクター 16人気(249.9倍)
10 13 ナランフレグ 11人気(65.2倍)
11 17 シゲルピンクルビー 9人気(52.4倍)
12 1 ボンボヤージ 12人気(107.5倍)
13 3 ラウダシオン 5人気(14.6倍)
14 4 レッドアンシェル 10人気(53.8倍)
15 12 メイショウチタン 13人気(188倍)
16 9 ジャスティン 15人気(207.9倍)
17 6 シャンデリアムーン 17人気(277倍)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝(通常)
14
5,000円 払い戻し :5,000円x2.3倍=11,500円
馬連(流し)
14
相手
811
2通り 各1,500円
馬連(通常)
314
1,000円
馬連(通常)
214
500円
馬連(通常)
1014
300円
馬連(流し)
14
相手
1617
2通り 各100円
合計 10,000円
払い戻し・収支
払い戻し金額 収支
11,500円 +1,500円

見解

実力のわりに人気のないあの馬から

 今年のセントウルSは昨年と同じ中京芝1200mが舞台。中京芝1200mは、向上面の半ばからスタートして緩やかに100mほど坂を上った後、最後の直線序盤まで坂を下って行くコース。前半で坂を下るコースはペースが上がりやすく、逃げ、先行馬が苦戦の傾向。

 実際に中京芝1200mで行われた過去10年の重賞では、逃げて1着入線した馬は1頭もいない。2着も2013年CBC賞のハクサンムーンと、昨年の高松宮記念のモズスーパーフレア(クリノガウディーの降着により、繰り上がり1着)のみです。

 中京開催は例年4回で昨年は3回。しかし今年は6回もあります。4回開催が4日間だったとはいえ、今開催の芝は次開催を意識して、雨を含んだ状態で金曜日正午の段階でクッション値10.3、土曜日7時の段階でも10.7と硬めに作られているので、かなり高速馬場のはず。日曜日はもう一段回復するとなると、セントウルSは1分07秒5前後の好時計決着になると見ています。

 そこで◎には、初めての芝1200m戦となった一昨年の高松宮記念では、3列目の外からレースを進め、直線の上り坂で動いてゴール手前で先頭のモズスーパーフレアを捉えて1着入線した(14)クリノガウディーを推します。しかし、直線で動いた際に内に刺さり、内から伸びて来ていたダイアトニックの進路を妨害。1着→4着降着となりましたが、スプリント能力の高さを見せつることができました。

 その後やや低迷した時期もありましたが、近2走は中京の鞍馬S、安土城Sを連勝。芝1200mの前々走、鞍馬Sは出たなりで中団の外からレースを進め、直線で内に切れ込みながら抜け出し、ラスト1Fでは先頭。一旦は3馬身ほど差を広げての完勝でした。

 芝1400mの前走は、前々走で芝1200m戦を使った後の一戦で二の脚が速く、ハナに立ちそうな勢いでしたが、ブレーキをかけて掛かりながらも好位の中目に入れて行く形。前半3F33秒7の芝1200mのような速い流れになったことから、この控える判断が功を奏し、直線ではクリノガウディーらしい伸びを見せることができました。しかし、ここでも抜け出してから内に刺さる面を見せていました。

 同馬は苦しくなると左にヨレる癖があります。しかし、岩田騎手に乗り替わってからは、左回りで内に馬がいる場合、見せ鞭や手綱を右に引っ張るように修正しているので、問題ないでしょう。また、トップスピードを長く維持できず、終いで甘さを見せることから、ラスト1Fがほぼ平坦の中京コースは合っています。今回は休養明けですが、ここで2着以内に入らないとスプリンターズS出走が危うい立場。目標は高松宮記念としても、ある程度の本気は見せてくれるでしょう。実際に追い切りの動きも良かったので、今回の本命としました。

 ○は、4走前の3勝クラス、長篠Sではシャンデリアムーンがかなりのハイペースでレースを引っ張り、後半に向けラップが減速して行く中、2列目の内でレースを運んでオープン級の指数「-20」で勝利した(11)カレンモエ。3走前の京阪杯では、外差し馬場を中目の2列目でレースを進め、5頭の大接戦の2着。前々走のオーシャンSでは、2列目の内でレースを進め、同じ列の外を追走していたコントラチェックと、直線で叩き合いの末、2着に敗れました。

 前走の函館スプリントSも大外枠だったため、控えてビアンフェに行かせ2列目の外からじりじり差を詰めての2着。このレースはビアンフェが激流に持ち込み、ラスト1F12秒3まで減速していることを考えると強い内容ですが、どうしても終いが甘くなるのがカレンモエの弱点でもあります。

 その理由としてゲートも上手で二の脚も速いため、常に2列目の2番手でレースを進めていることが挙げられます。もう少し控えたレースができれば面白ですが、前走で厳しい流れを経験しているので、今回で2列目だったとしても、ある程度は対応できそうです。

 ▲は、2歳時の阪神ジュベナイルFでは、かなりのハイペースで逃げ、古馬オープンレベルの指数「-21」で楽勝したほどの(8)レシステンシア。同馬は瞬発力はあまりありませんが、高いスピードを維持できる能力があり、前に行ってそのスピードを生かしてこそのタイプ。休養明けとなった3走前の阪急杯では、マイペースで逃げて自己最高指数の「-23」で優勝。成長力も見せつけました。

 前々走の高松宮記念では、阪急杯から1Fの距離短縮だったこともあり、行きっぷりが悪く、また外枠だったため好位の外目からの競馬となりました。しかし馬場は内が緩く、外のほうが伸びる状態だったため、これが功を奏した形。さらに自身が目標にされなかったことで、展開も楽になり2着を死守しました。

 前走のヴィクトリアマイルは、大外枠から好スタートを切りましたが少しつんのめり、内のスマイルカナに行かせて2列目の外からの競馬。レシステンシアが折り合ったことで、ペースが上がり切らず、決め手負けしてしまう形になった。グランアレグリアは別格としても、思い切って逃げていれば2着争いに食い込めた可能性はあります。マイル戦でも悪くはないですが、よりスピードが行かせる短距離がベストでしょう。ルメール騎手は逃げを嫌う騎手なので、今回ではシャンデリアムーンに行かせて、その2列目を狙ってくる可能性が高いですが、前目からスピードを生かす競馬なら巻き返せそうです。

 以下特注馬として、前々走の京王杯スプリングCで3歳時のNHKマイルC以来、約1年ぶりの優勝を収めた(3)ラウダシオン。前々走はまずまずのスタートから促して、先頭を窺いながら内のビオグラフィーを行かせて2番手の外。ビオグラフィーが大逃げしたものの、ペースはそれほど速くならず、2番手で立ち回ったことで展開に恵まれました。また、NHKマイルCもレシステンシアがスローペースで逃げた中、2番手から前有利の展開を利しての優勝でした。

 前走の安田記念は、トーラスジェミニの直後で終始レースを進めた。4角で手が動いて直線を向かえましたが、直線の伸びはひと息。ラスト1Fを過ぎて手応えが怪しくなったところで、内の馬と外に挟まれる不利もあり、14着と殿負けを喫しました。前走はトップクラスが相手で、マイル戦で距離も長かったもの。そこで勝ちに行く競馬をしたことも敗因のひとつですが、本調子になかった可能性が高いです、それだけに立て直された今回は変われる公算大。今年1月のシルクロードSでも3着の実績があるように、中京芝1200mも合うでしょう。

 あとは△に昨年のファルコンSの覇者(2)シャインガーネット。前記のファルコンS当日は不良馬場で、デンタルバルーンが大逃げを打ったことで展開に恵まれた面もありましたが、注ラウダシオンを2着に下していることは評価できます。その後はマイル戦を使われて伸び悩みましたが、芝1400mの3走前の京都牝馬Sでは、外枠から早めに動いて5着、前走の京王杯スプリングCは、前有利の流れを中団外から差して、勝ち馬と0.3秒差(6着)と及第点の内容でした。シャインガーネットは充実期の4歳馬。夏の休養中に成長していれば、ここでも通用するでしょう。

 他では、新馬戦、デイリー杯2歳Sを連勝し、ホープフルSでも2着と2歳時から活躍していた(10)ジャンダルム。同馬はここに来てさらに地力を強化。前々走の春雷Sでは、二の脚の速さで好位の外を取って追走。楽な手応えで直線に入り追い出されると、あっさり抜け出し2馬身半差の勝利と、とても強い勝ちっぷりでした。前走の北九州記念はスタートが悪く、中団のやや外を追走し、結果は7着。力を出し切れておらず、今回の前進は期待できます。ただ前走は外差し馬場で、展開自体は恵まれていただけに、連対圏内までは巻き返せない可能性もあります。

 さらに4走前のタンザナイトS、前々走の北九州短距離Sとオープンを勝利している実力馬で、芝のオープン1200m戦は通算3勝している(16)ラヴィングアンサー。前々走は超高速馬場でしたが、1分07秒0で決着したように、高速馬場適性もあります。ただし、好走パターンは毎回脚を目一杯にタメての追い込み一本。よって展開次第の面がとても大きいです。今回は開幕週だけにあてにはなりませんが、前がどこまでペースを引き上げるかによっては、チャンスがあるはず。

 最後にデビュー3戦目のフィリーズレビューでは、後の北九州記念の覇者ヨカヨカを2着に降して優勝した(17)シゲルピンクルビー。フィリーズレビューは芝の短距離戦で戦って来た馬たちが集っており、序盤の先行争いが激化してかなりのハイペースとなりましたが、序盤でその流れに乗り、そこから控えての好位の内から、勝利したもの。正攻法と言える競馬でした。休養明けの前走、北九州記念では外差し馬場の状況下の中、中目の中団という中地半端な位置を選択したため、直線では外に出せなかったものの4着と好走。成長力は見せられているので、警戒はしたほうがいいでしょう。

指数派
  • 山崎エリカ
  • 売れ筋No.49
  • 回収率TOP112
売り上げ
49
回収率
67%
的中率
41%