かなり先行指向が強いメンバー構成となった、今年の皐月賞。とはいえ、なんだかんだで前が兼ね合うのが昨今のG1レースで、先行激化はさすがに考えづらい。降雨量にもよるが、基本的にはミドルペース想定だ。そして、中〜外から前に行く馬が多い枠番となったことで、内枠に入った組が苦戦する可能性が高まったのも意識しておきたい。
上位に評価したのは4頭。本命◎は13タイトルホルダーだ。横山武ジョッキーは07エフフォーリアを選んだが、この馬が見せてきた先行内容のよさは侮れないもの。ハナにこだわるようなタイプではないので、他馬の出方次第でうまく立ち回れる。弥生賞DI記念の勝ち馬で、08ダノンザキッドに先着しているというのに、ここまで人気がないというのは意外な話。これを逆手に取って、大きく儲けるチャンスとしたい。
対抗○に11ディープモンスター。13タイトルホルダーと同じく「非ノーザン」ながら、本馬がここまでに見せてきた内容には、なかなか大物感がある。戦ってきた相手関係が軽いのは事実だが、ディープインパクト産駒らしいキレ味があり、成長力も感じられる。稽古での動きは素晴らしく、デキのよさは文句なし。これならば、立ち回りひとつで人気上位勢と互角に張り合えるはずだ。
そして、単穴▲に07エフフォーリアで、もう1頭の上位評価組△が08ダノンザキッド。以下は15グラティアス、16レッドベルオーブなど手広く印を回しているが、これらはあくまで、3連複や3連単を買う場合のヒモ候補だ。推奨買い目は、◎○→◎○▲△の馬連5点。これで合成オッズが9倍前後もあるというのは、かなりオイシイ。