PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメイショウカドマツ(18.7pt)、ヴォルシェーブ(18.3pt)、カフジプリンス(17.7pt)、プレストウィック(16.0pt)、ヒラボクディープ(15.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、基本的に本命馬は、能力値5位の中から選出するというスタイルで予想を行っています。

　よって、◎には昨年のアルゼンチン共和国杯の3着馬(10)ヴォルシェーブを推します。前走・金鯱賞は、前有利の流れでしたが、坂スタートで躓きかけて挟まれ、後方から競馬となってしまったために9着に凡退しました。これは完全によくありがちな二走ボケパターンです。今回は放牧で立て直されての一戦。巻き返しが期待できるでしょう。

　○は、ゴールドアクターが勝利した一昨年のアルゼンチン共和国杯の2着馬(8)メイショウカドマツ。今回は1年5ヵ月にも及ぶ休養明けの一戦になりますが、この馬が一番の実績馬であることは明らか。少なくとも屈腱炎の場合、中途半端に休養するよりも、しっかり休ませたほうがいいので、そういう意味では悪くない長期休養です。

　▲は、前々走のＡＪＣＣで4コーナーの落馬の影響を受けながら7着に善戦した(9)シルクドリーマー。前走ダート戦を叩いてここが目標の可能性が高いだけに3番手評価としました。