【直近10年の根岸Sの傾向】
（1）差し有利！
短距離路線からの参戦も多く、例年ペースはハイペースになる傾向が強い。
それに加えて、直線距離は日本のダートコースでは最長の501.6M。
逃げ馬が［0-0-0-10］とかなり苦戦しています。
前半の速いペースから、決め手が高く、マイルぐらいをこなせるスタミナが必要に感じます。

（2）栗東所属馬優勢！
・美浦所属馬［0-1-0-24］(勝率0%、複勝率4.0%)
・栗東所属馬［9-9-10-94］(勝率7.4%、複勝率23.0%)

【本命】
◎レッドルゼル
前走は1200M戦だが、好タイムで勝ち馬とはクビ差の2着。
前でレースした1,3着馬は全体タイムが速いにも関わらず速い上がりを使っており、本来であれば後方の馬には出番がないところだが、それでも2着まで追い上げたのは相当力がなければ成し得ないこと。
能力は相当高く、1400M戦でも3勝していることから距離延長も問題ない。
また、東京コースも過去2戦2連対で、長く良い脚を使えるこの馬にとってベストのコースではないかと思っています。
根岸Sは例年ペースも流れる傾向にあるので、脚質的にも嵌る可能性が高く、軸として信頼できる1頭です。

【推奨穴馬(2頭)】
○ヘリオス
唯一前めでレースする馬で評価したいのがこの馬。
ダート戦では主に1200M戦を使われてきたが、芝では中距離でも好走しており、前走は距離延長でこの馬のペースが速くなってもバテない強みを活きた形。
ペースが流れても対応できるので、スタミナを活かして粘り込みも。

▲サクセスエナジー
近走は地方を使われることが多かったが、斤量58kg以上でも安定して好走している。今回斤量57kgで走れるのは好材料。また、昨年は中央のOPでも好タイムで連勝しているように地力が高く、馬券内に食い込んでくる可能性は十分に考えられます。

【人気馬の取捨】
2番人気はタイムフライヤー。
直近2走はレースレベルが高かったが、大きくは負けていない。
1400Mは初だが、昨年のフェブラリーSではハイペースにも問題なく追走できており、対応してきそう。
今回重賞を勝った時のルメール騎手に戻るのはプラスで、3連系で買う場合は相手には押さえておいた方が良いと思います。

人気馬の中で最も軽視したいのは3番人気のテイエムサウスダン。
前走は騎手の好騎乗も光り勝ったが、前走がメイチの仕上げに映ったため、今回出来落ちが懸念されます。
また、2走前には東京D1400M戦でヘリオスに完敗しており、前が苦戦しているこのレースでは過剰人気感が否めません。