先週から天気は心配だが、例年割と良馬場開催の多い『AJCC』。過去10年でも、5年前に不良開催があっただけであとは全部良馬場。だがその不良馬場時は人気サイドでの決着となっていた。天気が悪いからレースも荒れるというタイプのレースではないので、馬場状態はあまり気にしないスタンスで大丈夫。
脚質の傾向としては、先行、差し、追い込みなんでもあり。ペースが遅いから先行有利とか、逆に速いから差し有利というわけでもない。中山2200mだからというのではなく、特にこのレースに限っては割と不問である。
人気の傾向では、近5年は2番人気が強くて、3着までには必ず入っているという奮闘ぶり。かわりに1番人気が負け続けている。
さらには年齢でいうと6歳以上の馬が活躍している傾向に。だが今年は明け4歳勢の勢いがいいこともあるので、あまり高齢馬だからといって過信する必要もない。狙っていいのは割と人気になっている6歳以上の馬だけだろう。
タイム指数でいうと『AJCC』勝馬は割と高い指数になる。先行から差しで勝った馬はほぼ指数110以上。過去に中山でそれだけの実績を出している馬は割と信用できる。
人気になると考えられる4歳のゼーヴィントは今回が試金石。まだ指数は高い馬ではないからだ。どちらかというと出せないのではなく、まだ出していないだけとは思うが、人気の分ここから入るのはいかにも面白くない。
とはいっても、現況では他の馬も今回110が出せるかどうかというと難しい。そこで面白いのが同じ4歳のミライヘノツバサ。前走は中山の同じ距離で109。ほかが110を使って追い込めないのであれば、前走と同じ舞台での109で走れば逃げても残れる。
3連複1頭軸にして、110台に近い馬相手に馬券を組む。