◎フィエールマン
前走の天皇賞(秋)で、この馬の凄さ強さを再認識、スタート後に挟まれて位置を下げてしまって、道中も外にクロノジェネシスが居て動けずに絶望的な位置のまま直線へ、その直線でもクロノジェネシスに外からフタをされてクロノジェネシスを先に行かせてから、やっと前が開けたのが残り400m、ここからレースラップ11.1-11.6の流れを自身は推定10秒台を2ハロン続け勝ち馬アーモンドアイに0.1差2着まで迫る鬼脚を披露！特に、対クロノジェネシスでは常に後手後手のレース運びながらゴール寸前で差し切ったのは凄い！
中山コース不安説は昨年のレース見る限り苦手とは思えない、あれはアーモンドアイを完全マークで早仕掛けで潰しに行ったら想定外にアーモンドアイが早くバテてしまい、先頭に立つのが早すぎで結果リスグラシューに最高のアシストした形になってしまった、もう少しアーモンドアイが頑張ってたら、リスグラシューに勝てたとは言わないが2着は十分にあったと思う強い内容だったと思います。
今年は13番と一見不利な枠を引いてしまったが、逃げ先行馬が多いメンバーなので縦長の隊列になると思うので数頭分外を走り距離ロスする様な展開にはならないはず、逆に3コーナー過ぎからマクりながら進出したいフィエールマンにとっては内枠で動きたい時に動けない事態は避けられる好枠ととらえたい。
肝心の調子ですが、ディープインパクト産駒で一番、父を彷彿させるネコ科の動物の様なフットワークをする所がこの馬の特徴です、今回は過去最高と思う位、重心の低いバネの効いたチーターみたいな走りで絶好調です。
○サラキア
夏の小倉で加速ラップのレースを大外一気を決めて完全覚醒、府中牝馬Sでも道悪ながら大外を突き抜ける圧勝、エリザベス女王杯は2着惜敗ですが、ここも大外強襲！
レーススタイルが確立したのと馬が完成して体調が安定したのが引退間際で合致しGIでも通用するレベルに！
この馬が今回引退レースなのが本当に惜しい！
最後も道中溜めるだけ溜めて末脚勝負でのゴール前大外強襲で届くか楽しみです。