開催が阪神競馬場に変わってからすでに2年。
過去2年ともに馬券圏内上位3頭のうち2頭は人気サイド。でも、昨年は11番人気シャドウアプローチが3着、一昨年は14番人気アルマワイオリが2着と、人気薄馬が必ず馬券圏内に入ってくるという馬券構造が続いている。今年も軸にするのは人気サイドでもいいが、ヒモには積極的に人気薄馬を入れていかないと馬券が獲れないという可能性は大きい。
過去の中山開催時でも、人気馬からほか2頭が中位人気という組み合わせはあった。ならば馬券種は「1頭軸から人気薄を含めた相手への3連複馬券」がベストと判断する。
軸馬さえ間違えなければ、荒れた場合の高配当が期待できる馬券を決めたい。
まず軸馬。過去の決着をタイム指数で見てみると、ほぼ100が勝ちの基準ラインとなっているのがわかる。過去5年でいえば101・99・100・107・107が1着馬の指数。つまりは阪神マイルコースで100以上を出す確率が一番高い馬が軸馬となる。
であれば、過去にすでに100以上を出している馬は可能性が一番高いのではないか。今年でいえば前走101のモンドキャンノ。安田厩舎の馬にバルザローナというのは先週のジューヌエコールと同じだが、もう1度プッシュしてみたい。
次に相手馬。
過去の人気薄馬では、シャドウアプローチは前走GII3着(指数86)、アルマワイオリもGII4着(指数76)、ロゴタイプも500万1着(100)、レオアクティブでも500万2着(98)。つまり最低でも「重賞出走4着以内」「500万以上での1着・2着」は必要。重賞に出ていなければタイム指数では98以上が欲しいところである。前走新馬から勝ったリオンディーズは前走84を持っていた。今年は新馬からでそのレベルにある馬はいない。
以上の条件から選ぶのは、ボンセルヴィーソ、タガノアシュラ、ダンビュライト、ミスエルテ、レッドアンシェル、アメリカズカップ、サトノアレスの7頭。指数の高い順に印を打っていく。できればあと1頭くらいは消したいのだが、消せる材料がないので、馬券としては◎1頭軸の相手7頭への3連複馬券(21点)とする。できれば人気ミスエルテが入らない波乱サイドに転がって欲しい。