◎ゴールドドリームは「ゴールドアリュール×フレンチデピュティ」という組み合わせで、母モンヴェールは関東オークス（Ｇ２・ダ２１００ｍ）３着のほかダート戦ばかり４勝を挙げた強豪。母がスタミナ型であるため、コーナー４つのダート１８００ｍを得意としており、過去このレースでは３回走って［１−１−０−１］という成績。今回、圧倒的人気に推されるクリソベリルには、昨年のこのレースでクビ差先着を許したものの、こちらが２kg重い斤量だった。今年２月、サウジアラビアへ遠征して臨んだサウジカップ（沙Ｇ１・ダ１８００ｍ）では同斤量で２馬身先着している。得意のこの距離であればクリソベリルとは大きな差はなく、今回は本馬が２番枠と好枠を引いたのに対し、クリソベリルは１５番枠と明暗が分かれた。前走のマイルチャンピオンシップ南部杯（Jpn1・ダ１６００ｍ）は６着と敗れたが、勝ちタイムが１分３２秒７という異常な高速馬場だったので参考外の一戦。７歳の暮れだけに衰えがまったくないとは言い切れないが、好走条件が揃った今回は逆転が期待できる。