混戦模様。高松宮記念以降スプリント重賞は軒並み荒れているように主役不在。ダノンスマッシュとて全幅の信頼までは置けず、その他の人気馬もミスターメロディは昨年当レース凡走、久々で走るタイプではないのは気掛かり。波乱度大。

【本命馬】◎メイショウグロッケ

初の芝1200mとなるが1400ｍでも行きたがるくらいの気性なので、距離自体は問題なさそう。あとは能力ということになるが、前走の関屋記念は掛かりながら先行して勝ち馬とは０秒７差。京都牝馬Ｓでは13番人気で馬場の悪いところを通りながら３着と好走しており、重賞でもやれるだけの力は見せている。今回は３番枠となったが、過去の好走はほぼ内枠。京都牝馬Ｓ３着が６番枠、直近の勝利だった昨秋のユートピアＳは最内枠。スタートが速いので内枠の方が持ち味が生きるということ。今回は周囲の枠の馬の大半が差し追い込み型で、スタートを決めればそこそこの位置につけられる公算が高い。浜中騎手も中京の馬場読みは巧みで、立ち回りひとつで一発があっても驚けない。荒れるスプリント重賞路線なので思い切って狙ってみたい。

〜対抗以下＆穴馬〜

対抗にはダノンスマッシュ。

トライアルでは持ち味の立ち回りの上手さが生きるので一応上位評価。高松宮記念のような終盤開催よりは前半の方が良い。ただ外枠が良いタイプとは言えず、全幅の信頼までは置けないので対抗止まり。

３番手にタイセイアベニール。

流れ向かなかったＣＢＣ賞でもキッチリ好走。前走の北九州記念でも外枠で流れに乗れなかった。末脚は堅実で、あとは上手くロスなく追走できればチャンスあり。中京は合うはずだし、上手く馬場選べる松山騎手も◎。

４番手にトゥラヴェスーラ。

前走は案外だったが、溜めれば脚は使える馬。武豊騎手も２走目、前走より前が流れそうなのもプラスで、もう一度期待してみたい。

前走全く流れに乗れなかったメイショウキョウジは本来器用なタイプの差し馬で不発少なめ。ＯＰ昇級後は苦戦が続くが能力的には重賞でやれてもおかしくない。

前走は掛かって競馬にならずラスト流していたクリノガウディーは再度のベスト距離で巻き返し余地あり。