◎クロノジェネシス

［適性］A
［能力］A
［レース内容］B

…土曜の阪神は
上がりのかかるタフな馬場だった。

日曜は雨予報なので、
さらにタフな馬場が想定される。

このクロノジェネシスは
稍重の秋華賞を制し、
重馬場の京都記念でも
あっさりと突き抜けて完勝した。

父がスタミナ型のバゴで
タフな流れが合っている。

（２〜３歳時は瞬発戦にも対応していたが、
古馬になって
消耗戦に強い血統の特性が色濃くなってきた）


前走の大阪杯（２着）は
スローの瞬発戦で、
一瞬の切れ味の差が出た分。

得意な消耗戦なら違う。


■条件整う

この宝塚記念は『牝馬』の活躍が目立つレース。

過去１０年で、牝馬は
【2-3-4-11】（複勝率45.0%）、
複勝回収率221%。

複勝率が45%もある上に、
ショウナンパンドラ１１人気３着、
デニムアンドルビー１０人気２着
マリアライト８人気１着
と、人気薄も多数激走している。

さらに、
外枠は過去１０年で７勝の好枠。

好走のお膳立ては整った。


全成績【5-2-2-1】（複勝率90%）の堅実駆け。

馬券外の一戦も
エリザベス女王杯の0.3差。

（当時は直線で外に持ち出すロスがあったし、
前が止まらない流れだった）

無類の堅実駆けで、
これだけ好条件が整った舞台ならば
まず崩れないだろう。

【自信度 B↑】



○サートゥルナーリア

…前走の金鯱賞は
道中中団から
直線では楽な手応えで前に接近し、
ノーステッキのまま楽々と押し切った。

鬼門だった左回りで
かなり強い勝ち方だった。

瞬発戦に強い馬だが、
昨年の有馬記念で２着に走ったように
タフな流れにも対応可能。



▲ラッキーライラック

…エリザベス女王杯１着、
香港ヴァーズ２着、大阪杯１着。

ここにきての充実度は目を見張る。

内で溜めれば切れる脚を使うので
内枠の方がよかったが、
乗り方でカバーできれば。



△△ブラストワンピース

…過去、稍重だった有馬記念で優勝。

ハービージャー産駒らしく
上がりのかかるタフな条件に強い。

前走の大阪杯（７着）は
苦手なスローの瞬発戦で
外を回って早めに動いた分失速した格好。

２着や３着が一度もなく、
勝つか負けるかというタイプで、
仮に走ってきた場合は
勝ち切るシーンも。



△グローリーヴェイズ

…長期休養明けだが、
香港ヴァーズでラッキーライラックを
３馬身半千切った地力を評価。



△スティッフェリオ

…天皇賞春（２着）は時計の遅い凡戦で
取り立てて評価する内容ではなかった。

ただ、小回りコース巧者で、
血統的にタフな条件も向くので軽視はできない。



△キセキ

…昨年の２着馬。
近２走は長距離で暴走した。
距離短縮で一変も。



△モズベッロ

…前走の天皇賞春（７着）は
距離が長かった。

２走前の日経賞（２着）は
直線で勝ち馬に進路を塞がれる不利。

３走前の日経新春杯（１着）は
直線でモタれながら
２馬身半突き抜ける強い勝ち方。

器用さがなく
内回りは不向きだが、
急速に力をつけている上がり馬で
押さえは必要。



押カデナ

…小回りコースで一瞬の脚に見所がある馬。

近２走のように
インで脚を溜める形なら面白い。
外枠が残念。


【宝塚記念の印】
◎ 16クロノジェネシス
○ 5サートゥルナーリア
▲ 11ラッキーライラック
△△ 18ブラストワンピース
△ 3グローリーヴェイズ
△ 15スティッフェリオ
△ 14キセキ
△ 12モズベッロ
押 17カデナ