PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にショウナンマッシブ(-12.0pt)、カステヘルミ(-10.7pt)、ウインオルビット、ケワロス(ともに-10.3pt)、ピースユニヴァース(-10.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位以内の中から選出するスタイルで予想を行っております。

　しかし、今回の◎には、2歳時にオープンの福島2歳Ｓ、クリスマスローズＳで3着した実績馬(3)マイネルアルケミー推します。前走は道悪で、先行馬総崩れの流れをスタミナが不足する休養明けで勝ちに行く競馬。着順は14着と悪いものの、着差は1.1秒差と致命的には負けていません。レース内容を考慮すると、そこまで悪くなく、休養明けで厳しい流れを経験したことで、今回での上積みが見込めます。2歳時の実績や4走前の1勝クラスをハイラップで逃げ切っていることを考えると、このクラス、このメンバーなら通用しても良いはず。人気薄の今回だからこそ、一考の価値があります。

　○は、3歳4月以来の芝のレースとなった道悪馬場の前走を、休養明けながら緩みないペースで逃げ切り勝ちした(1)キルロード。この馬はスタミナがあるので、本日のような力の要る馬場は歓迎でしょう。ただし、怖いのは休養明け好走の一戦であるということ。反動さえ出なければ、勝ち負けになるでしょう。

　▲は、近2走で小差の4着、5着とこのクラスで善戦の(5)ショウナンマッシブ。特に前走・房総特別は、4コーナーで大外に張られるロスの大きい競馬で勝ち馬と0.2秒差。もっと内を取れていたら3着はあったというレース内容でした。前々走から中1週で使い詰められるのは、好調の証と見て、ここは有力視しました。