18頭立ての牝馬限定重賞なうえ、有力馬は休み明けも多く、上位人気馬をつらつら語るまでもなく波乱の気配がありそう。

◎エーポスはこれまでの成績を考えればもう少し評価されてもいいように思える。

新馬戦は中山でラスト2Fを11.4-11.5、全体タイムを1.36.0でまとめており、これは馬場を考えると、新馬戦としては非常に優秀な内容。

2走前の白梅賞はメインの日経新春杯などを見ても明らかに内有利の馬場だった中、道中から4コーナー手前までずっと外を回らされていた。しかも道中は前に壁を作れずに力んでいたのも実力を発揮できなかったポイント。

前走は勝ったデアリングタクトはともかく、2着のライティアからは0.5秒差。内容もテン3Fが12.3-10.9-11.5と10秒台も出るようなかなり速いペースを2番手追走したもので、これまた優秀な内容。同じく前目につけて好走したスマートリアンが次走のチューリップ賞で上がり2位で5着になっているのを見ると、エーポスも同じくらい、もしくはそれ以上の能力があると判断できる。

前走のテンの速さでついていけていることを考えると距離短縮は間違いなくプラスに働きそうだし、中山で勝利→京都で惨敗を2回、ということを考えても、急坂コースの阪神に替わるのはいい。

イン突きが得意な岩田騎手に代わってうまく捌ければアッと言わせる場面があっても驚けない。