先行指向はそれなりに強いが、この頭数ならば速い流れになるケースは考えづらく、あってミドルペース程度。とはいえ、前への意識が強い馬が多いのは事実で、先行勢に楽な流れにはならないことだろう。差し優勢の展開となる可能性が高い一戦だ。

本命◎は08ワーケア。G1のホープフルSでは3着に敗れたが、最後はいい脚色で差を詰めてきた。世代でも上位の能力馬であるのは間違いなく、ここは展開も向きそう。東京のほうが向くとは思うが、これならば中山でも勝ち負けできるはずだ。二度目となる中山で、クラシック戦線の主役級であることを改めて証明して欲しい。

対抗○に10オーソリティ。こちらもG1のホープフルSではコントレイルに完敗したが、序盤でスムーズさを欠いての結果で、額面通りには受け取れない側面がある。芙蓉Sを好内容で勝っているように、中山芝コースの適性も高いはず。稽古での動きのよさはこの馬がもっとも目立っており、ここは巻き返せる余地が十分にある。

単穴▲に07メイショウボサツ。勝ち上がりに時間を要したが、初勝利をあげた中京での前走は素晴らしい内容。外に出されてからの伸び足は、目を見張るものがあった。差し優勢の展開になりそうなのは大きなプラスで、マジックマン・横山典が手綱を握るのも興味深いところ。リフレッシュ放牧明けになるが、キッチリ仕上がっている。

以下は、01サトノフラッグ、03パンサラッサなど4頭が押さえ評価。意外に紛れもありそうな一戦とみて、推奨買い目は◎−○▲の組み合わせから流す3連単2頭軸マルチ主体としている。